
みなさん、こんにちは!
「うわ!今のアタリ、動画に撮っておけばよかった……!」
釣り人なら誰しも、そんな悔しい思いをしたことがありますよね。
とはいえ、魚が掛かった瞬間にスマホを構える暇はありません。
アクションカメラを胸や頭に付けるのも、重さやズレが気になって釣りに集中できなくなるものです。
そんな悩みを解決するアイテムとして、いま釣り人の間でカメラ付きスマートグラスが注目されています。
1. なぜ釣り動画の撮影にスマートグラスなのか?
近年、GoProなどのアクションカメラではなく、あえてスマートグラス(カメラ内蔵サングラス)を選ぶアングラーが増えています。
釣りという両手が塞がる特殊な環境において、スマートグラスには大きなメリットがあるからです。
キャストを邪魔しない解放感
チェストマウント(胸付け)やネックマウントでアクションカメラを使ったことがある方なら、一度は経験があるはずです。
キャストやフッキングの際にカメラが邪魔になったり、最悪の場合はラインがカメラに絡んだりします。
また、長時間首に重い機材を下げていると、肩こりの原因にもなります。
スマートグラスなら、普段の偏光サングラスと同じようにかけるだけです。
完全なハンズフリーを実現できるため、釣りのパフォーマンスを一切落としません。
目線と完全に一致する一人称視点(POV)のリアルさ
胸に付けたカメラだと「竿先が映っていなかった」「ランディングの時に魚がフレームアウトした」という失敗がよく起こります。
スマートグラスは、あなたの目線とカメラの向きが完全に一致するのが強みです。
見えバスがルアーを吸い込む瞬間、強烈な引きでロッドが曲がる様子、足元での緊迫したランディング。
あなたが体験した興奮のすべてを、見ている景色のままの臨場感で録画できます。
撮り逃しを防ぐワンタッチ操作
最新のスマートグラスの多くは、フレームのツル(テンプル)の部分を指先でタップするだけで、すぐに撮影が始まります。
なかには音声で操作できるモデルもありますが、風が強い釣り場ではボタンやタッチセンサーによる操作が最も確実です。
魚がヒットして手が塞がっていても、手元を見ずに一瞬で撮影をスタートできるのは、釣行において強力な武器になります。
2. 釣り用スマートグラスを選ぶ際の4つのポイント
いざ買おうと思っても、ネット通販にはさまざまなメーカーの製品が溢れています。
釣りで快適に使うために、購入前につぎの4つの条件をチェックしてください。
水面のギラつきを抑える偏光レンズ
釣りにおいてサングラスをかける最大の理由は、水面のギラつきを抑えて水中の障害物や魚影を見やすくするためです。
ただの色付きレンズ(UVカットのみ)のスマートグラスでは、釣りの役には立ちません。
必ず「偏光レンズ」が標準装備されているか、後から専用の偏光レンズに交換できるモデルを選んでください。
ここを妥協すると、釣り場での実用性が大きく下がってしまいます。
雨や水しぶきに耐える防水・防滴性能
釣り場では突然の雨や波しぶき、魚が暴れた際の水ハネがよく起こります。
本体が完全に水没しても大丈夫なほどの完全防水モデルはまだ少ないですが、最低でも「IPX4(防滴性能)」以上のスペックを持つものを選びましょう。
IPX4以上の性能があれば、濡れた手で操作したり、多少の雨に降られたりしても問題なく使用できます。
バッテリーの持ち時間と充電方法
本体が小型なスマートグラスは、バッテリーの容量に限界があります。
高画質な動画を連続で撮影すると、多くのモデルで1時間から1.5時間ほどでバッテリーが消耗します。
そのため、一日中カメラを回しっぱなしにするのは現実的ではありません。
釣り場では「魚が掛かりそうなタイミングだけワンタッチで録画する」という使い方が基本になります。
お昼休憩などの合間に、モバイルバッテリーを使って手軽に充電できるタイプ(USB Type-C接続など)を選びましょう。
長時間かけても疲れない重さとフィット感
スマートグラスはカメラやバッテリーを内蔵しているため、普通のサングラスよりは少し重くなります。
目安としては40gから60g前後です。
本体が重すぎると、鼻当てや耳の後ろが痛くなって釣りに集中できなくなります。
日本人の骨格に合うよう設計されているか、あるいはノーズパッド(鼻当て)がズレにくい素材になっているかを事前に確認しておくと安心です。
3. 釣りにおすすめのスマートグラス4選
上記を踏まえ、釣りにおすすめなカメラ付きスマートグラスを紹介します。
GOGLOO E11
カメラのレンズ角度を上下に手動で調整できる機能が、釣りの現場で非常に役に立ちます。
目線はまっすぐ正面を向いたままで、カメラの向きだけを少し下側に傾けることができます。
これにより、従来のカメラでは見落としがちだった手元のリール操作やロッドのしなり、足元での緊迫したランディングの瞬間を確実に映像に残せます。
フレームにあるボタンをワンプッシュするだけで録画が始まるため、魚がヒットして両手が塞がっているときでも、釣りの動作を邪魔せずにその場で撮影をスタートできます。
本体重量は55gで、1日中かけていても耳や鼻が痛くなりにくい軽量設計ですが、実釣時の激しい動きでズレないよう、ノーズパッド(鼻当て)を自分の顔に合わせて幅を微調整して使用します。
注意点として、標準装備されているブラックレンズは水面のギラつきを抑える機能がない無偏光レンズです。
そのため、水中を覗き込んで魚影や地形を探るサイトフィッシングに使う場合は、必ず「偏光レンズセット」を選ぶか、別売りの交換用偏光レンズを組み合わせて使用してください。
Ray-Ban Meta Wayfarer
非常に高い画質と、優れた自動手ブレ補正の機能が釣りの記録に役立ちます。
高性能なカメラセンサーを搭載しているため、日中の強い逆光や、薄暗い朝マズメ・夕マズメといった明暗差の激しい釣り場のシチュエーションでも、黒潰れや白飛びを抑えた美しい映像を残せます。
手ブレ補正が非常に優秀なため、魚とのファイト中や、足場の悪い場所を歩きながら撮影しても、画面が激しく揺れず見やすい動画になります。
注意点として、このモデルは1回の動画撮影時間が最長5分間までという制限があります。
そのため、カメラをずっと回しっぱなしにするような使い方はできません。
「ウキやルアーに反応があったとき」や「魚がヒットした瞬間」に、フレームのツル(テンプル)をサッとタップし、ここぞという決定的なシーンだけをピンポイントで1〜5分間撮影するのが釣り場での基本スタイルになります。
また、クリアレンズなどの無偏光モデルが多く流通しているため、釣りで水中の地形や魚影を見るために使う場合は、購入時に必ず偏光レンズモデルを選択してください。
BleeqUp Ranger
120°の非常に広い画角と、強力な電子式手ブレ補正(EIS)が釣りの記録に役立つスポーツモデルです。
一般的なカメラ付きメガネよりも視野が広いため、目線の先にある水面だけでなく、手元のリールワークからロッドの曲がりまでをひとつの画面にダイナミックに収めることができます。
手ブレ補正が優秀なため、激しいロッドワークの最中や、足場の悪い磯場・ゴロタ場を歩きながら撮影しても、映像がガタガタと揺れず滑らかな動画を残せます。
本体重量は49gと非常に軽量で、1日中かけていても鼻や耳が痛くなりにくい設計です。
防塵防滴(IP54)仕様になっているため、濡れた手での操作や、波しぶきがかかりやすいシチュエーションでも安心して使用できます。
ツル(テンプル)の部分に耳を塞がないオープンイヤースピーカーが内蔵されているのも特徴です。
音楽を楽しめるだけでなく、周囲の波の音や他のアングラーの足音、船釣りの場合は船長からのアナウンスといった周囲の危険や安全な音を100%聞き取ったまま釣りに集中できます。
注意点として、高画質な撮影を続けると本体のみでの連続録画時間は約1時間となります。
開けたポイントへの移動中などはこまめに電源をオフにし、チャンスシーンに絞ってピンポイントで撮影ボタンを押す使い方が基本になります。
OhO sunshine 4K
最高峰の解像度と、釣り場での扱いやすさを両立した撮影特化型のスマートグラスです。
一般的なフルHDを超える4K解像度での超高画質撮影ができるため、魚の美しい鱗の質感や、水面のわずかな変化まで鮮明に記録に残せます。
このモデルは、水面のギラつきを抑える高品質な偏光レンズが装備されているため、手元に届いてそのまま実釣のサイトフィッシングに投入できます。
本体は非常に軽量で、1日中かけていても耳や鼻への負担がほとんどありません。
スマホアプリと連動させる複雑な設定が一切ないため、釣り場で接続エラーに悩まされることなく、ボタン一つでスムーズに撮影できます。
注意点として、4Kの超高画質で撮影し続けると本体が熱を持ちやすく、バッテリーの消耗も早くなるため、連続撮影時間は約60分間となります。
ただし、この製品はモバイルバッテリーで充電しながらの動画撮影に対応しているため、休憩中などに手元で給電すれば、長時間の釣行でもバッテリー切れを気にせずヒットシーンを記録できます。
4. スマートグラス撮影における3つの弱点と対策
実際にスマートグラスを釣りで使用する上で、事前に知っておくべき弱点とその対策を紹介します。
暗い場所での撮影には不向き
スマートグラスは、本体を軽量化するために極めて小さなカメラセンサーを採用しています。
そのため、一般的なアクションカメラに比べると光を取り込む能力が低く、夜釣りや薄暗い渓流などでは映像にノイズ(ザラつき)が乗りやすい特性があります。
きれいな映像を残すためには、基本的には日の出ている日中の釣り(デイゲーム)専用と割り切って使用するのがおすすめです。
自分の目線とカメラの向きが連動する
スマートグラスはあなたの見ている方向がそのまま映るため、ファイト中に手元のリールやロッドばかりを見つめていると、肝心の水面の魚が画角から外れてしまいます。
「ヒットシーンを綺麗に収めたい」という瞬間は、意識して少しアゴを引き、撮影したいターゲット(魚や水面)を顔の正面でまっすぐ捉え続けるように意識するのが上手に撮影するコツです。
視力が悪いアングラーへの導入ハードル
カメラ付きのスマートグラスは、フレーム内部に基板やバッテリーが内蔵されている特殊な構造上、普通のメガネ店で度付きレンズに交換することが基本的にできません。
一部のモデルでは公式に度付き偏光レンズのカスタムに対応していますが、多くの製品ではそのまま度付きにすることが困難です。
普段メガネをかけているアングラーがスマートグラスを使用する際は、その日だけ使い捨てのコンタクトレンズを着用して使用する方法が最も確実で費用を抑えられます。
5. スマートグラスと一緒に買っておきたいアイテム
スマートグラスを釣り場で快適に、そして安全に使いこなすための周辺アイテムを紹介します。
CHUMS ユニバーサルフィット
高価なスマートグラスを水没や紛失から守るための、アイウェア用ストラップです。
キャストの反動や、魚を取り込むために下を向いた瞬間、カメラの重みでメガネがポロリと水中に落ちてしまうトラブルは少なくありません。
このストラップは、ツル(テンプル)の先端にしっかりと差し込んで固定できるため、万が一耳から外れても首に引っかかって落水を防げます。
スマートグラスは普通のサングラスよりもツルが太くなりやすいですが、伸縮性のある特殊なアタッチメントによって、太いフレームにも隙間なくガッチリとフィットします。
Anker Power Bank
スマートグラスの弱点であるバッテリー切れを防ぐための、折りたたみ式プラグを搭載したモバイルバッテリーです。
多くのカメラスマートグラスは、連続で撮影すると1時間前後でバッテリーを大きく消耗してしまいます。
この製品は充電用のUSB Type-Cケーブルが最初から本体と一体になっているため、釣り場で余計なコードを持ち歩く必要がありません。
お昼休憩やポイント移動などのタイミングでバッグの中からサッと取り出し、スマートグラスをその場で手軽に急速充電できます。
ソフト99 メガネのくもり止め
レンズの曇りを予防し、常にクリアな視界と映像を保つためのレンズ用ジェルです。
冬場の釣行時や、レインウェアを着込んで首元が蒸れているとき、体温との温度差によってサングラスの内側が白く曇ってしまうことがあります。
レンズが曇ると水中が見えなくなるだけでなく、カメラの映像まで真っ白にボケて台無しになります。
釣行前にこのジェルをレンズの両面に米粒大ほど塗り込んで拭き上げておくだけで、強力な被膜が曇りを防ぎ、実釣中の快適さと撮影クオリティを維持できます。
6. スマートグラスを使用する際のマナーと注意点
スマートグラスは非常に便利なアイテムですが、外見が普通のサングラスと変わらないため、周囲への配慮を怠ると重大なトラブルに発展することがあります。
釣り場で気持ちよく撮影を続けるために、つぎの2つのマナーを必ず守りましょう。
同船者や周囲のアングラーへの事前確認
スマートグラスはカメラのレンズが目立たないデザインになっているものが多く、周りの人からは「いま撮影されているかどうか」が判別できません。
そのため、他のアングラーとの距離が近い堤防や、スペースの限られた遊漁船(釣り船)などでは、無断でカメラを向けると盗撮やプライバシーの侵害と誤解されるリスクがあります。
特に船釣りの場合は、乗船時に船長や同船するアングラーへ「目線のカメラで動画を撮ってもいいですか?」と事前に確認するのがマナーです。
動画撮影を禁止している船宿もあるため、事前に確認を取り、撮影を拒否された場合はその日の使用を控える配慮が必要です。
釣り場を離れるときは電源を完全にオフにする
実釣を終えて片付けをするときや、移動の途中で釣具店、コンビニ、サービスエリアなどの店舗に立ち寄る際は、必ずスマートグラスの電源を完全に切るか、通常のメガネに掛け替えてください。
撮影ボタンを押していなくても、カメラ内蔵のメガネをかけたまま入店すること自体が、店舗の防犯上のルールに抵触したり、他のお客様に強い不安感を与えたりします。
「カメラ付きの精密機器を身につけている」という意識を持ち、釣り場以外の日常生活の場ではレンズを周囲に向けないよう徹底することが大切です。
まとめ:記憶を映像に変えて、釣りをさらに楽しもう!
釣りという趣味は、魚が釣れたときの強烈な興奮や、美しい景色の記憶が一生の宝物になります。
しかし、人間の記憶は時間とともに少しずつ薄れてしまうものです。
スマートグラスがあれば、その最高の瞬間を、あなたが見たそのままの視点で鮮明な記録として残すことができます。
冬のオフシーズンや、仕事で疲れた平日の夜、スマホに入っている自分が釣った最高のファイト映像を見返すだけで、いつでも当時の興奮が蘇るはずです。
アクションカメラを体に装着するのはハードルが高いと感じていた方こそ、サングラスと同じようにかけるだけで使えるスマートグラスが適しています。
ぜひ次の釣行に向けて、気に入ったモデルを導入し、あなただけのオリジナル釣り動画を撮影してみてください!



