
皆さん、こんにちは!
北風が吹き荒れる厳しい季節になりましたが、投げ釣り師にとって冬は「カレイ」という最高のターゲットに出会える黄金期です。特に12月から1月にかけては、産卵を控えたカレイが浅場に接岸し、体力を蓄えるために積極的にエサを追う「乗っ込みの荒食い」が発生します。
カレイ釣りは「座して待つ」釣りと思われがちですが、実はポイント選びや仕掛けの微調整、エサのボリュームなど、中級者以上の経験と知識が釣果を数倍に変える非常にゲーム性の高い釣りです。
1. 荒食いのメカニズムと「時合」の捉え方
カレイの乗っ込みは海水温が15℃を下回る頃から本格化します。2025年の傾向として、暖冬の影響で接岸時期が例年より2週間ほど遅れるケースも見られますが、一度スイッチが入れば爆発的な釣果が期待できます。
カレイ釣りで最も重要なのは「潮の動き出し」です。 カレイは砂底に身を隠し、潮が動き始めた瞬間にエサを求めて活発に移動します。特に「満潮からの下げ始め」や「干潮からの上げ出し」は最大のチャンス。このタイミングで新鮮なエサが海中にある状態を作っておくことが、ボウズ回避の絶対条件です。
2. 遠投と粘りを両立する「最強タックル」
荒食い期のカレイは、船道(ふなみち:船が通るために深くなっている場所)や、遠くにある砂地の凹凸「ヨブ」に溜まります。これらを攻略するには、100m以上の遠投性能と、カレイの居食い(エサを食べたまま動かないこと)を察知する感度が必要です。
- 【シマノ (SHIMANO) サーフチェイサー (振出) 30-425T】
- おすすめ理由: 遠投性能とコントロール性のバランスが抜群。カレイ特有の「重たいだけ」のようなアタリもしっかりと手元に伝える繊細な穂先を持ちつつ、30号のオモリをフルキャストできるパワーを兼ね備えています。
- 【ダイワ (DAIWA) 18 パワーサーフ QD】
- おすすめ理由: カレイ釣りでは複数の竿を出すのが基本ですが、大物が掛かった際や根掛かり時に「クイックドラグ(QD)」が威力を発揮します。一瞬でドラグを締め込み、主導権を渡さず巻き取れる信頼の1台です。
カレイ釣りではPEラインの細糸を使用し、その先に「力糸(ちからいと)」を繋ぐ設定が主流です。強度と太さの関係は、以下の記事で事前にチェックしておきましょう。
3. 「見せて、食わせる」仕掛けの極意
カレイは視覚と嗅覚の両方でエサを探します。荒食い期には、少し「派手すぎるかな?」と思うくらいの仕掛けが正解です。
- 【オーナー針 (OWNER) 抜投(ばっとう)カレイ】
- おすすめ理由: カレイ投げ釣り師の間で圧倒的な支持を誇る名作仕掛け。アピール力を高める「ビーズ」や、エサのボリュームを保ちやすい「大バリ仕様」が特徴です。遠投時の空気抵抗を抑えつつ、水中でしっかりとカレイを寄せる機能美は、まさに「抜投」の名に相応しい逸品です。
- ポイント: 段差の2本鈎仕様により、海底でエサがダンスするようにアピールします。荒食い期の大型狙いなら、13号〜14号をチョイスして飲み込ませるのが基本です。
エサの「房掛け」と「ミックス」
やりがちなミスは、エサをケチることです。 荒食い期は「青イソメの房掛け(5〜6匹)」が基本ですが、さらに匂いの強い「本虫(マムシ)」を針の根元までコキ上げ、その先に青イソメを付ける「ミックス掛け」が最強です。本虫の匂いで寄せ、青イソメの動きで食わせる二段構えで攻めましょう。
4. 砂漠の中のオアシス「ヨブ」を探せ
海底の砂地にある凹凸を「ヨブ」と呼びます。ここはプランクトンが溜まりやすく、カレイにとって最高の食事処です。 オモリをゆっくりと引きずり、「ふっと重くなる場所」があれば、そこがヨブです。その場所で仕掛けを止め、ラインを少し緩めて待つのが「食わせのポイント」です。
また、飛距離がどの程度出ているかを把握しておくことで、ヒットポイントを正確に再現できます。
5. カレイ釣りを10倍楽しむためのQ&A的アドバイス
Q:アタリがない時はどうすればいい? カレイは砂に潜ってエサを見送ることがあります。10分に一度、リールを2〜3回転させて「誘い」を入れてください。砂煙を上げることでカレイの捕食スイッチが入ります。
Q:カレイのアタリが判別しにくい! 竿先が「クンッ」と入る明確なものだけでなく、糸がふっとふける(緩む)アタリもあります。少しでも違和感があれば、聞き合わせ(ゆっくり竿を立てる)をしてみてください。
Q:冬の寒さ対策は? 投げ釣りは待ちの釣り。タックル以上に重要なのが、高性能なインナーと「足元の防寒」です。2025年は電熱ベストの活用もアングラーの間で一般化しています。
まとめ:冬の王者をその手に!
産卵前のカレイは肉厚で、煮付けにすると最高の冬の味覚になります。 「場所選び」「エサのボリューム」「ヨブへの執着」。この3つを意識するだけで、あなたの投げ釣りは劇的に変わります。30cmを超え、40cmに迫る「座布団カレイ」の重量感をぜひ味わってください!
まずは釣具屋へ行き、新鮮な青イソメを「使い切れないかな?」と思うくらいたっぷり(3,000円分程度)買ってみてください。そのエサのボリュームが、大きなカレイを引き寄せる魔法になります。
皆さんの竿が、冬の空に大きな弧を描くことを願っています!





