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釣竿の記号・スペック完全ガイド
「S96M」や「CRX-1002M」など、メーカーごとのロッドコードの読み解き方を徹底解説します。
この完全ガイドは、釣竿選びに迷う初心者の方々へ贈る、ロッド記号の徹底解説書です。まずは「共通ガイド」でロッドの基本概念(硬さや調子)を理解し、その知識を土台に「メーカー別」のタブで、お手持ちや気になるロッドのスペックを正確に読み解く力を身につけましょう。
この記事の目次
共通ガイド:ロッド選びの基本知識
ロッドの記号はメーカーごとに複雑に見えますが、ベースとなる基本スペックは共通です。このセクションで、ロッドの性能を左右する最も重要な要素である「硬さ(パワー)」と「調子(テーパー)」について深く掘り下げていきます。これらの概念を理解することが、あなたに最適な一本を選ぶ第一歩です。
1. 硬さ (パワー): 扱うルアーと魚のサイズ
ロッドの「硬さ(パワー)」は、そのロッドが耐えられる負荷の強さ、すなわち扱えるルアーの重さや、やり取りできる魚のサイズを決定します。硬いほど繊細な操作は難しくなりますが、大型魚や重いルアーの遠投が可能になります。
| 記号 | 名称 | 特徴と用途 |
|---|---|---|
| UL | ウルトラライト | 極小ルアー(〜3g程度)。アジング、メバリングなどの繊細な釣りに。 |
| L | ライト | 小型ルアー(〜10g程度)。バス、トラウト、堤防の小物釣りなど、汎用性が高い。 |
| ML | ミディアムライト | 中型ルアー(〜15g程度)。シーバス、エギングなど、多くのソルトルアー釣りの基軸。 |
| M | ミディアム | 標準的なルアー(〜25g程度)。シーバスの遠投、やや大きめのバス、ライトショアジギングに。 |
| MH | ミディアムヘビー | 重めのルアー(〜35g以上)。大型魚、カバー周りのバス、本格的なショアジギングに。 |
| H | ヘビー | 超重量級ルアー。青物、マグロなど大型魚専門。 |
2. 調子 (テーパー): 曲がる位置と操作性
ロッドの「調子(テーパー)」は、負荷がかかったときにロッドのどの部分が曲がるかを示し、キャストのしやすさ、ルアーの操作性、そしてフッキングの瞬間に大きな影響を与えます。曲がる支点が先端に近いほど操作向き、全体が曲がるほど乗せ(遠投)向きです。
| 記号 | 名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| XF / EF | エクストラファスト | ロッドの先端だけが曲がる。感度が高く、細かい操作や一瞬のフッキングに特化。 |
| F | ファスト | 穂先から3分の1程度が曲がる。最も汎用性が高く、操作性と遠投性のバランスが良い。 |
| RF / MR | レギュラーファスト / モデレート | 穂先から半分程度が曲がる。遠投がしやすく、魚の引きをロッド全体で受け止めやすい。 |
| R / S | レギュラー / スロー | ロッド全体が大きく曲がる(胴調子)。投げやすく、バラしにくいが、感度は低め。 |
3. その他の共通記号
| ロッドタイプ |
S: スピニング (Spinning) – 一般的なリール用 B, C: ベイトキャスティング (Baitcasting / Casting) – 太い糸や重いルアー向け |
|---|---|
| 長さ (例: 96) | 96 = 9フィート6インチ。釣具は慣習的にヤード・ポンド法で表記されます(1フィートは約30.48cm)。 |
| 継数 (例: -2, /2) | -2 や 2 (数字のみ) は2ピース(2本継ぎ)。持ち運びの便利さを表します。 |
シマノ (Shimano) の記号解説
国内釣具の雄、シマノのロッド記号は、一見すると複雑な数字とアルファベットの羅列に見えますが、法則を掴めば簡単です。シマノでは、[ロッドタイプ] + [長さ] + [硬さ] + [特徴]という順序が一般的で、特に「長さ」の表記方法に特徴があります。
S (タイプ) + 906 (長さ: 9ft 6in) + M (硬さ) + -S (特徴: ソリッドティップ)
| S / B (タイプ) | S = スピニングロッド / B = ベイトキャスティングロッド |
|---|---|
| 長さ (例: 906, 610) | 906 = 9フィート6インチ。6フィート10インチは 610 と表記されるなど、**3桁表記が多い**のがシマノの特徴です。 |
| M (硬さ) | UL → L → ML → M → MH → H の順に硬くなる。(共通ガイド参照) |
| -S (特徴) | -S = ソリッドティップ(繊細な穂先)。-T (チューブラー)、-R (レギュラーテーパー) など、ロッドの具体的な仕様を示します。 |
ダイワ (Daiwa) の記号解説
ダイワのロッド記号は、シマノとは異なる独自の法則を持っています。多くの場合、[長さ] + [硬さ] + [特徴/バージョン]の順で表記され、特にスピニングモデルはタイプ記号が省略されることが特徴的です。記号の順番を理解すれば、ダイワロッドの持つ意図が明確になります。
(タイプ省略) + 96 (長さ: 9ft 6in) + ML (硬さ) + ・N (バージョン)
| タイプ (接頭辞) | スピニングは省略(数字から始まる)、ベイトは B が付くことがある。 |
|---|---|
| 96 (長さ) | 96 = 9フィート6インチ。**2桁表記が主流**です。 |
| ML (硬さ) | L → ML → M → MH → H など、硬さは共通ガイドの表記に従う。 |
| ・N (バージョン) | ・N はモデルのバージョン(例: 2020年モデル)。リニューアルや変更を示すことが多い。 |
| 他の記号 |
AGS: エアガイドシステム搭載モデル MT: メガトップ(ソリッドティップ素材)など、独自の技術略称。 |
アブ・ガルシア (Abu Garcia) の記号解説
世界的なメーカーであるアブ・ガルシアのロッド記号は、非常に多くの情報を盛り込んでいるのが特徴です。[シリーズ/釣種] + [長さ] + [継数] + [硬さ] + [特徴]といった具合に、ロッドの具体的な仕様を詳細に知ることができます。
STCS (シリーズ) + 103 (長さ: 10ft 3in) + 2 (継数) + MH (硬さ) + -KR (特徴)
| STCS (シリーズ) | ST (ソルティーステージ) など、シリーズの略称。 |
|---|---|
| 103 (長さ) | 103 = 10フィート3インチ。**3桁表記**でフィートとインチをそのまま読みます。 |
| 2 (継数) | 2 = 2ピース(2本継ぎ)。継数が明記されることが多い。 |
| MH (硬さ) | L → ML → M → MH → H など、硬さは共通ガイドの表記に従う。 |
| -KR (特徴) | -KR = KRガイドコンセプト搭載。ガイドの種類や仕様を示す。 |
メジャークラフト (Major Craft) の記号解説
コストパフォーマンスに優れ、幅広い層に人気のメジャークラフト。そのロッド記号は、[シリーズ名] + [長さ] + [継数] + [硬さ]というシンプルで直感的な表記体系を採用しています。初心者にも非常に分かりやすく、モデルの特徴を素早く把握できます。
CRX (シリーズ) + 100 (長さ: 10ft 0in) + 2 (継数) + M (硬さ)
| CRX (シリーズ) | CRX = クロステージ、TCX = トリプルクロスなど、シリーズ名の略称。 |
|---|---|
| 100 (長さ) | 100 = 10フィート0インチ。3桁でフィートとインチをそのまま読みます。 |
| 2 (継数) | 2 = 2ピース(2本継ぎ)。 |
| M (硬さ) | L → ML → M → MH → H など、硬さは共通ガイドの表記に従う。 |
| タイプ (接頭辞) | モデルによっては S (スピニング) や B (ベイト) が接頭辞として付く。 |
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