ベイトリールの記号・スペック表を解読せよ!初心者が「絶対に失敗しない」選び方の全て

ベイトリールの記号・スペック表を解読せよ!初心者が「絶対に失敗しない」選び方の全て

みなさん、こんにちは!

釣具屋さんのショーケースに並ぶ、輝くベイトリールたち。でも、値札の横にあるスペック表には「150HG」「12lb-100m」「ギア比7.4」といった暗号がズラリ。

「店員さんに勧められるがままに買ったけど、投げたいルアーが投げられない…」 「海で使ったら一発で錆びた…」

そんな悲劇を避けるために。この記事は、ベイトリール選びに必要な「全ての記号の意味」「あなたにベストな一台を見つけ出す公式」を書きました。初心者の方はもちろん、知識をアップデートしたいベテランの方も必見の「教科書」です。

第1章:まずは「リールの名前(型番)」を解読しよう

リールの名前には、そのリールの「性格」が書いてあります。まずはここから読み解きましょう。

1. 【シマノ (SHIMANO)】 数字の「桁」と「末尾」が命

シマノのリールは「数字」でサイズが決まります。

番手(サイズ)糸巻き量(ナイロン)向いている釣り代表機種
30 / 318lb-45m前後ベイトフィネス。渓流や超ライトなバス釣り。アルデバランBFS
70 / 7112lb-100m小〜中型ルアー全般。日本のバス釣りに最適。メタニウム、SLX MGL
150 / 15116lb-100mパワーバーサタイル。少し太い糸でデカバス狙い。バンタム
200 / 20120lb-100mビッグベイト、雷魚、船釣り。アンタレスDC MD
300 / 30125lb-130m〜ジャイアントベイト、怪魚、海の大物。スコーピオンMD
  • 末尾の「0」は右ハンドル、「1」は左ハンドル(例:70は右、71は左)。
  • MGL:スプールが軽く、軽いルアーでも投げやすい。
  • DC:デジタル制御ブレーキ。バックラッシュ(糸絡み)を自動で防ぐ。

【シマノのおすすめ:23 SLX DC】 「DCブレーキを使ってみたいけど、高い…」という常識を覆したコスパ最強機。70番サイズで日本のフィールドにドンピシャ。初心者の方が最初に買うなら、トラブルレスなこれ一択です。

2. 【ダイワ (DAIWA)】 「コンセプト」と「素材」で読む

ダイワは数字よりも「アルファベットの機能名」が重要です。

記号意味・特徴おすすめのユーザー
SVストレスフリー・バーサタイル。軽量〜重量級までトラブルなし。初心者〜中級者。迷ったらSV!
TWT-ウイングシステム。糸の出口が大きく開き、飛距離アップ。飛距離を重視したい人。
HDヘビーデューティー。太い糸を巻ける頑丈な深溝スプール。パワーゲーム、ソルトアングラー。
PE SPECIALPEライン専用セッティング。シーバス、チニングなど海メインの人。
AIRベイトフィネス専用。極軽量ルアー特化。軽いワームやトラウトを釣る人。
  • ボディサイズ:1000番(ややコンパクト)、100番(標準)、800番(小型・AIR系)など。

【ダイワのおすすめ:タトゥーラ SV TW】 「世界標準」のタトゥーラ。SVスプールとTWシステムの両方を搭載し、実売2万円台前半。ラフに使っても壊れないタフさがあり、最初の一台として完璧なスペックです。

3. 【アブガルシア (AbuGarcia)】 「用途特化」の潔さ

シリーズ・記号特徴
Revo (レボ)主力シリーズ。第5世代(REVO5)が現行。
Winch (ウィンチ)ローギア。巻き抵抗の大きいマグナムクランクなどに。
Rocket (ロケット)超ハイギア。ハンドル1回転100cm超えのスピード狂。
SX / STX剛性重視のスタンダードモデル。
LX992Z今江克隆プロ監修のベイトフィネス機。

【アブのおすすめ:REVO5 SX】 剛性が高く、太い糸を巻いてもボディが歪まない。ビッグベイトやカバー撃ちなど、パワーが必要な釣りに挑戦したいなら、アブの剛性感は頼りになります。

第2章:スペック表の「ここ」を見れば性能がわかる!

型番だけでなく、箱の裏やWEBサイトにある「スペック表」の読み方をマスターしましょう。

1. ギア比(Gear Ratio):リールの「速度」

ハンドルを1回回すと、スプールが何回転するか。これが釣りのリズムを決めます。

  • 5.x : 1 (ローギア):巻く力が強い。抵抗の大きい大きなルアーを一定速度で巻くのに最適。
  • 6.x : 1 (ノーマル):全ての中間。初心者が最初に選ぶべき基準点。
  • 7.x : 1 (ハイギア):ルアー回収が早く、手返しが良い。撃ち物(ワーム)も巻き物もこなせる現代の標準。
  • 8.x以上 (エキストラハイ):超高速回収。糸フケを素早く取る釣りや、回収速度重視の撃ち物に。

2. 最大ドラグ力(Max Drag):リールの「ブレーキ力」

魚が引いた時に、どれくらいの力まで耐えて糸を出さずに踏ん張れるか。

  • バス釣り:4.5kg〜5kgあれば十分。
  • 雷魚・怪魚:7kg〜10kg以上欲しい。

3. 自重(Weight):リールの「重さ」

  • 〜150g:超軽量。ベイトフィネス向き。
  • 170g〜190g:標準。どんな竿にも合わせやすい。
  • 220g〜:重量級。剛性が高く、重い竿(ビッグベイト用など)とのバランスが良い。

4. スプール径(Spool Dia):隠れた最重要スペック!

ここは見落としがちですが、キャストフィールに直結します。

  • 30mm〜32mm小口径。立ち上がりが軽く、軽いルアー(5g〜10g)が投げやすい。近距離戦向き。
  • 34mm標準径。7g〜28gくらいまで幅広く対応。最も汎用性が高い。
  • 36mm〜38mm大口径。重いルアー(20g以上)の遠投性能が抜群。回転が持続する。

第3章:【実践編】あなたに最適なリールを選ぶ「3ステップ公式」

釣具屋さんで迷わないための、選び方のフローチャートです。

ステップ①:何を投げたいか(ルアーの重さ)を決める

  • 5g以下の軽いワームやプラグ → 【ベイトフィネス機】(シマノBFS、ダイワAIR、スプール径30-32mm)
  • 7g〜20g(通常のルアー全般) → 【バーサタイル機】(シマノ70/71番、ダイワSV、スプール径34mm)
  • 2oz(56g)以上のビッグベイト → 【パワー機】(シマノ200番以上、ダイワ300番、スプール径36mm以上)

ステップ②:どこで釣るか(場所)を決める

  • 野池や川のおかっぱり → 手返し重視で 「ハイギア (7.x)」
  • ボートや広大な湖 → じっくり巻くなら 「ノーマル (6.x)」、広く探るなら 「ハイギア」
  • 海(ソルト)もやる → 必ず 「ソルト対応」 の表記を確認!ベアリングの仕様が違います。

ステップ③:最後は「ブレーキ」と「好み」で決める

  • 機械任せで楽をしたい → シマノの DCブレーキ
  • 細かく調整して伸びを味わいたい → シマノの SVS(遠心ブレーキ)
  • トラブルレスで手軽に投げたい → ダイワの SV(マグネットブレーキ)

第4章:「よくあるお悩み」解決室

Q. 「16lb-100m」のリールに、12lbを巻いてもいいの? A. もちろんです!ただし、スプールに巻く糸の量が減ると、実質の巻き取り速度が落ちたり、キャストフィールが変わったりします。細い糸を巻くときは「下巻き(いらない糸を底上げで巻く)」をするのがベテランの技です。

Q. 高いリール(アンタレスやスティーズ)は初心者には早い? A. 逆です!高いリールほど「ミスを許容してくれる性能」が高いです。予算が許すなら、最初からハイエンドを買ったほうが上達が早く、リセールバリュー(売る時の値段)も高いので結果的にお得だったりします。

Q. 左利きなんだけど、リールはどう選べばいい? A. 利き手に関わらず、現在は「投げる手と反対の手で巻く」のが主流です。右投げなら左巻き、左投げなら右巻きを選ぶと、持ち替える動作がなくなり釣りのテンポが上がりますが、巻きの動作がしやすい方で良いでしょう。

5. まとめ:知識は武器になる

ここまで読んだあなたは、もう「なんとなく」でリールを選ぶことはないはずです。

  • 型番からサイズギア比を読み取る。
  • スペック表からスプール径を見て、得意なルアー重量を推測する。
  • 自分の通うフィールドに合わせて微調整する。

この知識を持って釣具屋さんに行き、実際にハンドルを回してみてください。「あ、これは34mm径だからバーサタイルに使えそうだな」「これはXGだから撃ち物用だな」と、リールが語りかけてくるはずです。

あなたに運命の一台が見つかり、自己記録更新の魚に出会えることを願っています!

さあ、最高のリールを手に入れて、水辺へ繰り出しましょう!

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