海は広いし大きい
生息している魚の種類は、日本の周辺海域だけでもおよそ3700種もいるそうです。
そんな魚たちの中には強力な毒を持つものがいます
釣りをしていると当然そんな魚が釣れてしまうこともあります。
知らずに素手で掴んでしまったりでもしたら…恐ろしいですね
ということで今回は釣れても触ってはいけない魚たちをまとめて紹介します。
触ってはいけない魚
ゴンズイ
ナマズの仲間
ゴンズイ玉と呼ばれる団子状に群れた姿は集合体恐怖症にはきつい
夜行性で夜間に磯や防波堤周辺を回遊するため夜釣りで釣れることが多い
背びれと胸びれに毒トゲがあり刺さると激痛に襲われる
死んでも毒が残る為、死んだゴンズイを知らずに踏んでしまったりしても危険
毒トゲさえ気を付けて取り除けば美味しく食べられる。
アイゴ
海藻の多い岩場などに生息し、汽水域にもよくいる
背びれ、腹びれ、尻びれなど全てに太く鋭いトゲがあり、全てに毒腺がある。
臭みがありあまり美味しくないと言われている。
ハオコゼ
毒トゲを持つカサゴ目魚類の一種
浅い岩場など障害物のある場所に多く生息し、防波堤でもよく釣れる。
背びれのトゲに毒があり刺さると激痛に襲われる。
毒のある部分を取り除けば食べることもできるが
小さいので作業がとても危険。
あまりおすすめはしません
アカエイ
尾を含めた全長は最大で2メートルにもなる
浅い砂泥の底に生息し、河口などの汽水域に入ることもある
思ったより普通に泳いでいたりする。
尾に毒トゲがあり、刺されると激痛に襲われ
最悪アナフィラキシーショックで死亡することもある。
またトゲにはカエシがあり、一度刺さると抜くのが大変
身は脂肪が少なく、エイの中では最も美味といわれる。
もし刺されてしまったら
どれだけ気を付けていても刺される可能性はある
そんな時の対処法も知っておこう。
刺された時の応急処置
ここまで紹介したトゲで刺す系の毒は、タンパク質から出来ており熱に弱い。
そのため傷口を72度のお湯で30秒から1分ほど温めれば大体無効化できるが
72度は熱すぎるため現実的ではない。
できるだけ高い温度が良いが、火傷しない程度の43~50度くらいのお湯に傷口を浸そう。
※これはあくまでも応急処置なので、すぐ病院に行きましょう。
更に危険な魚たち
フグ
写真はクサフグ
堤防で一年中釣れる厄介な魚
素手で触っても大丈夫な種類とダメな種類がいる。
歯がめちゃくちゃ強いので口から針を外す時絶対に手でやってはいけない。
フグにはテトロドトキシンという強力な毒があり、免許がないと調理してはいけない。
ヒョウモンダコ
小さなタコ
唾液にフグと同じテトロドトキシンという毒があり
身の危険を感じると唾液を吐いたり、噛み付いたりする。
唾液だけでなく体表、筋肉にも毒があり、触ることも食べることもできない。
なんでも素手では触らないが正解
海で釣りをするのであれば素手で魚を触る必要が無いように
必ずフィッシュグリップやプライヤーを持って行きましょう。
またお子さんに魚を持たせる場合にも充分に注意しましょう。
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