DSTYLEイチリン蕾55Fインプレ!70Fとの使い分けと1.8gを扱うタックル解説

DSTYLEイチリン蕾55Fインプレ!70Fとの使い分けと1.8gを扱うタックル解説

みなさん、こんにちは!

ハイプレッシャーなフィールドでデカバスを騙し切る最強メソッド「表層ピクピク」。その釣りにさらなる進化をもたらした最終兵器が、DSTYLEのダウンサイズモデル「イチリン 蕾(ツボミ)55F」です。

  • オリジナルの70Fとのサイズや使い分けは?
  • わずか1.8gの超軽量ボディで飛距離は出るの?
  • なぜ蕾は70Fにあった「選択式のジョイントアイ」をなくしたの?

この記事ではオリジナルとの比較から、極限状態でも口を使わせる神アクション、1.8gを快適に扱うためのタックルセッティングまで解説します。

それでは、究極の食わせプラグの実力をチェックしていきましょう。

1. イチリン蕾55Fの3大特徴

イチリン蕾(ツボミ)55Fは、青木唯プロが開発した水面の一点ピクピクアクションに特化した55mmのフローティングプラグです。

小さくなっただけでなく、スレきった現代のバスを騙す緻密なギミックが詰め込まれています。

① アイポジションの固定

オリジナルモデルの70Fは、頭部に3つのラインアイがあり、結ぶ位置でアクションを変更できる仕様でした。

対して蕾55Fは、最高のアクションを誰もがオートマチックに出せるようアイポジションが1つに固定されています。

微細なシェイクに対してその場でコロンとロールし、驚くほど前に進みません。バスの目の前のピンポイントからルアーを離さず、延々と焦らしてバイトに持ち込めます。

② 自発的に動くリアルな尾びれ

硬いメインボディの後方には、接続パーツを介してリアルな尾びれが連結されています。

水面に浮かせて放置しているだけでも、わずかな風や水流を受けて尾びれが自発的にピリピリと震え続けます

瀕死のワカサギが尾びれを動かして泳ぐ姿をハードルアーで実現しており、見に来るだけで見切っていたバスに口を使わせる最大のキモです。

③ バラしを激減させるスイベルアイ

水面のショートバイトを確実にフックアップするため、お腹のフック接続部にはバレ防止のスイベルアイが採用されています。

アイ自体が回転するため、掛けたバスが暴れてもフックが完全に追従します。

表層プラグにありがちな激しいジャンプによるフックアウトを劇的に減らすこだわりです。フックは吸い込みの良い#12のトレブルフックが標準装備されています。

2. オリジナル70Fとの違いと使い分け

オリジナルと蕾のスペックと、フィールドでの使い分け基準を解説します。

項目オリジナル 70F蕾 55F
全長70mm55mm
自重3.3g1.8g
ラインアイ3ポジション選択式1ポジション固定
得意な状況風・波がある時 / 広範囲サーチべた凪(無風) / 見えバス狙い

70Fが生きるシチュエーション

オリジナルモデルの70Fは、3.3gの自重を活かした高い遠投性能と、3つのラインアイを結び変えることで潜行レンジやロールを調整できるのが強みです。

風が吹いて水面が波立っている時や、ベイトフィッシュのサイズが大きい時に、広範囲からバスを呼び寄せるパワーを持っています。

蕾55Fが生きるシチュエーション

ダウンサイズされたイチリン蕾55Fは、わずか1.8gの圧倒的に小さなシルエットが武器です。

べた凪(無風)の時や、バスがルアーを完全に見切ってくる超ハイプレッシャー時に効果を発揮します。春の極小ワカサギパターンや、夏の虫パターンにおいて右に出るものはありません。

どちらを選ぶべきか

  • 広範囲をサーチしたい、あるいは風があってアピール力が欲しい時は70F
  • 見えバスがいる、あるいはピンスポットで絶対に口を使わせたい時は蕾55F

オカッパリでどちらか1つを選ぶなら、どんなにスレた過酷なフィールドでも最終兵器として機能する蕾55Fを持っておくことをおすすめします。

3. イチリン蕾55Fのアクション

イチリン蕾55Fの持つポテンシャルを100%引き出すための、具体的な使い方と出しどころを解説します。

① 一点ピクピクアクション

キャスト後、ラインを少しだけたるませた状態(スラックライン)を作ります。

そのたるんだラインをロッドティップでチョン、チョンと軽く弾くようにシェイクします。

決してルアーを引っ張ってはいけません。ラインのたるみを揺らすだけで、蕾55Fはその場でロールしながら甘い波紋を出し続けます。春のワカサギパターンや、夏の虫パターンで絶大な威力を発揮する基本にして最強の動かし方です。

② ほっとけメソッド(完全放置)

クリアウォーターで見えバスを発見した時や、バスがルアーをじっと見つめて距離を詰めてきた時に最も有効なのが何もしないことです。

シェイクをピタッと止め、完全に放置します。

わずかな風や水流でリアルな尾びれだけが自発的にピリピリと震えるため、死にかけの小魚を完璧に演出できます。バスが見つめている間は焦って動かさず、我慢比べに勝った人が釣れます。

③ ダイブ&ダート

バスがルアーの直下まで来て見切って帰ろうとした瞬間、ロッドを強めにジャッ!と鋭くあおります

水面直下へダイブしながら、左右に鋭く逃げるダートアクションを発生させます。

この予期せぬエスケープアクションが、バスのリアクション(反射的)な捕食本能に強制的にスイッチを入れ、引ったくるような猛烈なバイトを誘発する裏技です。

4. イチリン蕾55Fのカラー選び

イチリン蕾55Fは、極限までプレッシャーのかかったバスの視界に常に晒されるルアーです。
そのためフィールドの状況に合わせたカラーローテーションが釣果を左右します。

① ユイピーワカサギ

クリアウォーターや、完全な無風・べた凪の状況下で最強の破壊力を誇るカラーです。

水に溶け込む透明感のあるゴーストボディになっており、バスがルアーの直下まで見に来ても偽物だと見切られにくい圧倒的な食わせ能力を持っています。

さらに、背中側にはサイトフィッシング用のマーカーが施されているため、高い食わせ能力とアングラー側からの視認性を両立しているのが最大の強みです。春の極小ワカサギやシラウオのサイズ感に最も近く、サイトフィッシングには絶対に欠かせないファーストチョイスです。

② フラッシングワカサギ

光量のある日中や、水面がわずかに波立っているタイミングで絶大な効果を発揮するカラーです。

側面のスパンコールのような輝きが、瀕死の小魚が身をよじってヒラを打った際のはかないフラッシングを完全再現します。光の明滅で広範囲のバスにルアーの存在を気づかせ、遠くから引き寄せて水面を割らせるパワーを持っています。

③ デッドリーホワイト

朝マズメや夕マズメの薄暗い時間帯、あるいはオーバーハングの奥深くなどの暗いスポットを攻める際に不可欠なカラーです。

全体が膨張色である不透明なホワイトで成型されているため、遠投した先や波がある状況でも、ルアーの位置を100%正確に視認し続けることができます。表層ピクピクはルアーが水面から消えた瞬間がバイトの合図になるため、釣り人側から最も見えやすいカラーを1個持っておくことは重要です。

【ハードルアーカラーの選び方】魚の「色」の見え方と最強ローテーション術
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5. イチリン蕾55Fを飛ばすおすすめタックル

「わずか1.8gしかないルアーをどうやって投げるの?」という疑問への答えは、PEライン専用セッティングを組むことです。

フロロカーボンラインではルアーが軽すぎて飛ばず、さらにラインの重さでルアーが手前に引っ張られてしまい、一点ピクピクが成立しません。

ここからは、1.8gを快適に遠投して意のままに操るためのベストなタックルバランスを解説します。

ロッド①:ダイワ ブレイゾン S64UL

1.8gの超軽量ルアーの重みをブランクス全体にしっかりと乗せて遠投するための、スピニングロッドの主役です。

ミドストやホバスト、そしてまさにイチリン蕾のような表層ピクピクに高次元に対応するために作られたフィネススペシャルです。

最大の強みは、穂先にダイワ独自の超高感度カーボンソリッドであるメガトップが標準搭載されている点です。

このしなやかなソリッドティップが、わずか1.8gしかない超軽量プラグのウエイトをしっかりと竿に乗せて弾き出すため、オカッパリからでも圧倒的な飛距離を稼ぐことができます。

さらに、ソリッド穂先がラインのたるみを適度に残したまま細かく揺らすクッションの役割を果たすため、ルアーを過剰に手前へ引っ張ることなく、イチリン蕾の命である「その場での瀕死ロールアクション」を誰でもオートマチックに演出し続けられます。

ロッド②:シマノ エクスプライド 259SUL-S

最高峰の食わせ能力と操作性を求めるなら、シマノのエクスプライド259SUL-Sがおすすめです。

このモデルには、シマノ独自の高強度ソリッドティップであるタフテックインフィニティが搭載されています。

1.8gのルアーを引っ張りすぎることなく、水面でコロン、コロンと綺麗にロールさせるための繊細な極小シェイクをオートマチックに発生させられます。ショートバイトも弾かずに確実に深く吸い込ませる、表層ピクピクのための実在する最終兵器です。

リール:ダイワ 24 ルビアス LT2000S-H

風で流されたPEラインの糸フケを瞬時に回収し、ピクピクアクションをすぐに開始するためにはハイギアのリールが必要です。

おすすめはダイワの24ルビアスLT2000S-Hです。

2000番のコンパクトなボディと自重145gという圧倒的な軽さが、繊細なシェイクを1日中続けても疲労を感じさせません。

PEライン:シマノ ピットブル 8+ 0.4号

水に浮き、圧倒的な細さで飛距離を稼げるPEラインが絶対に不可欠です。

おすすめはシマノのピットブル8+の0.4号です。

8本編みならではの滑らかさとしなやかさがあり、1.8gの超軽量ルアーでもストレスなくかっ飛ばすことができます。先端には、バスにラインを見切られないようフロロカーボンリーダーの4lbを約1m(矢引程度)FGノット等で結束してください。

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スナップ:デコイ ラウンドスナップ 000番

PEラインのリーダーの先には、ルアー本来の繊細な浮力を一切殺さない最軽量クラスの極小ノーマルスナップを必ずセットします。

イチリン蕾55Fは、水温やラインの太さによって頭下がりの浮き姿勢がシビアに変化するルアーです。公式ページでも、状況に合わせてスナップのサイズを変更し、最適な姿勢に微調整するのが釣果を分けるセオリーです。

デコイのラウンドスナップ000番は、ワイドな丸型形状をしているためルアーの激しいロールアクションを最大限に引き出すことができます。極小サイズながら12ポンド(約5kg)の破断強度があるため、不意のデカバス相手でも伸びる心配はありません。

コーティング剤:VARIVAS PEにシュッ!

1.8gの超軽量プラグをオカッパリからさらに遠投し、PEライン特有のトラブルを未然に防ぐための必須アイテムです。

表層ピクピクは、ラインのたるみをわざと大量に出して揺らす釣りのため、スピニングリールのスプールやガイドへの糸絡みが発生しやすい環境になります。

釣りを始める前にこのスプレーをラインに吹きかけておくことで、ガイドとの摩擦抵抗が激減します。超軽量ルアーの飛距離が目に見えて伸びるだけでなく、バックラッシュなどのライントラブルを防止して1日快適にゲームを楽しめます。

6. エラストマーテールの保管方法

最後に、このルアーを扱う上での非常に重要な注意点です。

テールに使用されているエラストマー素材は、一般的なワーム(塩化ビニル樹脂)と一緒に保管すると、化学反応を起こしてドロドロに溶けてしまいます。

ルアーボックスを台無しにしないためにも、以下のルールを厳守してください。

  • 購入時のパッケージに入れたまま保管する
  • エラストマーを入れても溶けない専用ケースの個室に分けて保管する

おすすめケース:明邦化学工業 リバーシブル F-86

ルアーを美しく守るためには、1個ずつ独立して収納できる対面トライアングル構造の専用ケースでの保管が不可欠です。

おすすめは明邦化学工業のリバーシブルF-86です。

薄すぎるケースに入れるとデリケートな尾びれに変な曲がり癖がついてアクションが死んでしまいますが、このケースなら深さがあるため型崩れを完全に防げます。個別収納のため、表層プラグにありがちなフック絡みのストレスも一切ありません。

まとめ:究極の食わせプラグで水面爆発の興奮を!

DSTYLEのイチリン蕾55Fが、ただ小さいだけでなく、ハイプレッシャーフィールドを攻略するための明確な意図を持って設計された「本気の食わせプラグ」であることを解説してきました。

イチリン蕾55Fで釣果を伸ばすための核心は以下の4点です。

  • アイポジション固定の強みを活かし、1点で移動させないピクピクを徹底する
  • チェイスして見切られそうになったら、鋭いジャークでリアクションバイトを狙う
  • 1.8gをかっ飛ばすために、専用設計されたPEラインタックルを必ず使用する
  • デリケートなテールパーツは他のワームと一緒にせず、専用ケースで保管する

「何を投げても無反応…」と心が折れそうになる真夏のド日中や、気優しい時期。そんな過酷な状況にこそ、この蕾55Fを水面に浮かべてみてください。

甘い波紋の中心で、突然水面が爆発するあの圧倒的な興奮は、一度味わうと絶対に病みつきになります。

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