【図解】釣り糸の結び方、まずは「ユニノット」を覚えよう!糸同士を結ぶ「電車結び」も

【図解】釣り糸の結び方、まずは「ユニノット」を覚えよう!糸同士を結ぶ「電車結び」も

みなさん、こんにちは!

「せっかく掛かった大物を、糸が解けて逃してしまった」
「釣り場で結び直すのが面倒で、傷んだラインをそのまま使っている」

そんな悔しい経験はありませんか?

釣り初心者が最初にぶつかる大きな壁が「ライン(釣り糸)の結び方」です。クリンチノットやパロマーノットなど、種類が多すぎて何を覚えればいいか迷ってしまいますよね。

そこで、まずは「ユニノット」これだけを覚えてください。

ユニノットはバス釣り、海釣り、淡水釣りを問わず、あらゆる釣りで通用する万能な結び方です。「覚えやすくて実戦に十分な強度」を誇ります。

1. ユニノットをおすすめする理由

具体的な結び方の前に、なぜ私がここまでユニノットを推すのか、理由をお伝えします。

  • 安定した結束強度:正しく結べば、糸本来が持つ直線の強度の約70%〜80%をしっかり発揮します。
  • 滑りやすい糸でも抜けない:現在主流の「フロロカーボン」や、PEラインの先につける「ショックリーダー」のように、表面がツルツルした糸でも構造上ほどけにくいです。
  • とにかく覚えやすい:手順が非常にシンプル。暗い夜釣りや、揺れる船の上でもサッと結べます。

もう一つの定番「クリンチノット」との違い

釣りの基本として、ユニノットと並んで必ず名前が挙がるのが「クリンチノット」です。「どちらを先に覚えるべき?」と迷う初心者の方も多いので、両者の特徴を比較してみましょう。

  • ユニノット(失敗しにくさを重視)
    結び方の構造がシンプルで、締め込むときに形が崩れにくいのが特徴です。特にフロロカーボンなどの硬い糸でも結び目がしっかり安定し、初心者でも手軽に本来の強度を出しやすいメリットがあります。
  • クリンチノット(手返しの良さを重視)
    慣れるとユニノットよりも圧倒的に素早く結べるため、プロやベテランにも愛用者が多いノットです。細いナイロンライン等では非常に強いですが、硬い糸や太い糸を使うと、最後の締め込み時に摩擦で引っかかり、綺麗に締まりきらない(強度が落ちる)ケースがあります。

初心者におすすめなのはユニノット

どちらも正しく結べば実戦に十分な強度が出ますが、「結び損じ(締め込み不足によるすっぽ抜け)が少ない」という点において、まずはユニノットから始めるのがおすすめです。

ユニノットで確実に魚を釣る感覚を掴んでから、手返しの早いクリンチノットを練習して引き出しを増やしていきましょう。

私の失敗談

実は私、釣りを始めたての頃は適当な「固結び(カタ結び)」で釣りをしていました。

ある時、野池で今まで見たこともないような巨大ブラックバスがヒット!必死のやり取りでなんとか足元まで寄せたのですが、最後の強烈な突っ込みに襲われた瞬間、フッと手応えが軽くなりました。

手元に戻ってきたラインの先を見ると、糸が切れたのではなく、結び目が綺麗にほどけてすっぽ抜けていました。あの時の虚無感は今でも忘れられません。

みなさんには、あんな思いを絶対にしてほしくないのです。

2. ノットを組む際に必要な道具5選

完璧なユニノットを素早く、そして綺麗に仕上げるためには、使いやすい道具選びも大切です。仕上がりの強度や釣り場での手返しの良さに直結する、おすすめのアイテムをご紹介します。

1. オーナー クイックスナップX

ユニノットを練習するときや、実際のルアー釣りで絶対に欠かせないのがスナップです。
このクイックスナップXは、開閉しやすくルアー交換が楽になる超定番アイテム。強度としなやかさを両立しており、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

2. ラインカッター・プライヤー

切れ味の悪いハサミでラインを切ると、断面が潰れて糸がほつれる原因になります。専用の刃物を持っておくと、手元の細かい作業が圧倒的に楽になります。

  • ダイワ ラインカッター リガー AS-75F
    とにかくコンパクトで、ピンオンリールに付けておけば邪魔になりません。フッ素塗装でサビに強く、刃先を3段階の角度に固定できるため、細かい作業に最適です。
  • シマノ パワープライヤー CT-561P
    一歩進んだ本格的な釣りにステップアップするならコレ。ハサミとしての優れた切れ味はもちろん、魚の口から安全に針を外すプライヤー機能も備えた万能ツールです。

3. コスバ最強の練習・実釣用ライン

ユニノットの練習用、そして実際の釣り用として私が常に常備している定番のラインです。プレイスタイルや好みに合わせて選んでみてください。

  • ダイワ ジャストロン ナイロン
    しなやかで糸グセがつきにくく、結びの練習にも実戦にも最適なコスパ最強の500m巻き大容量ナイロンライン。視認性の良いカラーも選べるため、初心者の方が結び方の構造を覚えるのに最も適しています。
  • シーガー フロロマイスター
    「迷ったらこれを買え」と言えるほどの超定番アイテム。高品質なフロロカーボンラインでありながら、たっぷり300mの大容量(75mずつの残量マーキングシール付き)で驚異のコスパを誇ります。バス釣りから海釣りまで幅広く実戦で使えます。

3. ユニノットの結び方5ステップ

それでは、実際にユニノットで糸を結んでいきましょう。ルアー、スナップ、フックなどのアイ(穴)に糸を通すところからスタートします。

ユニノットの結び方5ステップ

STEP 1:糸をアイに通し輪を作る

STEP 1:糸をアイに通し輪を作る

ルアーや金具のアイ(穴)にラインを通します。通した後に折り返し、本線(リール側の糸)と並行になるように並べ、そこに「輪っか」を作ります(数字の「6」を描くイメージです)。

※ここで端糸をケチると後で結びにくくなります。15cm〜20cmほど余裕を持って長めに引き出してください。

STEP 2:端糸を輪の中にくぐらせる

STEP 2:端糸を輪の中にくぐらせる

作った輪っかの中に、端糸の先端を1回くぐらせます。本線と輪っかの2本の糸を束ねるようにして、内側から外側へ通します。

STEP 3:4〜5回巻き付ける

STEP 3:4〜5回巻き付ける

STEP2に続き、端糸をクルクルと連続して巻き付けていきます。糸の太さに合わせて回数を調整してください。

  • 太い糸(ナイロン4号以上など):3〜4回巻き
  • 細い糸(アジングやバス釣りなど):4〜5回巻き

回数が多すぎると締め込みにくくなり、少なすぎると強度が落ちます。基本は「4〜5回」と覚えましょう。

STEP 4:結び目を濡らしゆっくり締め込む

STEP 4:結び目を濡らしゆっくり締め込む

巻き終わったら、まず端糸を軽く引っ張り、結び目を綺麗なコイル状(バネのような形)に整えます。

ここがポイントです。 結び目をアイの根元まで移動させる前に、必ず結び目を唾や水で濡らしてください。

濡らした後、本線(リール側の糸)をゆっくり引っ張ると、結び目がアイに向かってスライドしていきます。最後にグッと力を入れて完全に締め込みます。

なぜ濡らすの?
乾いた状態のまま強い力で締め込むと、摩擦熱によって糸が大きなダメージを受け、簡単に切れてしまいます。水で濡らすことで滑りを良くし、糸を傷めずに100%の強度を発揮させることができます。

STEP 5:端糸をカットして完成

STEP 5:端糸をカットして完成

最後に、余った端糸をハサミでカットします。

根元ギリギリで切るのではなく、2mm〜3mmほど残して切るのがコツです。大物が掛かって強い力が加わった際、結び目がさらにギュッと締まって端糸がわずかに引き込まれることがあるため、これによる「すっぽ抜け」を防ぐ予防策となります。

キャストする前に必ず「引っ張りテスト」をしよう

ユニノットが綺麗に結べたら、すぐにルアーを投げるのではなく、必ず手で強く引っ張って強度を確かめる「引っ張りテスト」をルーティンにしてください。

  • チェック方法:ルアー(スナップ)を片手で持ち、もう片方の手で本線を掴んで、グッと強い力で引っ張ります。

もし締め込みが甘かったり、手順を間違えたりしていれば、この時点で結び目がすっぽ抜けます。
「釣り場で引っ張って抜ける分には、結び直せばいいだけ」です。魚が掛かったときや、キャストした瞬間に大切なルアーを失わないよう、投げる前の数秒のセルフチェックを必ず癖にしましょう。

4. 応用編:ライン同士を結ぶ「電車結び」

ユニノットを覚えると、金具だけでなく「糸と糸をつなぐ」こともできるようになります。それが「電車結び(ダブルユニノット)」です。

リールに糸を巻く際の下巻き糸との結束や、簡易的なリーダー結束に大活躍します。

電車結び(ダブルユニノット)の結び方

STEP 1:糸を重ねて片方でユニノットを作る

STEP 1:糸を重ねて片方でユニノットを作る

2本の糸を平行に重ねます。片方の糸の先端を使い、もう一方の糸を巻き込むようにしてユニノット(4〜5回巻き)を作ります。

STEP 2:もう片方も同様にユニノットを作る

STEP 2:もう片方も同様にユニノットを作る

反対側も同じように、もう片方の糸の先端を使って、もう一方の糸を巻き込むユニノット(4〜5回巻き)を作ります。

STEP 3:両方を引いて結び目を合体させる

STEP 3:両方を引いて結び目を合体させる

結び目をしっかり濡らした後、両方の本線をゆっくり引っ張ります。2つの結び目がスライドし、中央でガチッと合体します。

STEP 4:端糸をカットして完成

STEP 4:端糸をカットして完成

最後にグッと力を入れて本締めし、余分な端糸をカットすれば完成です。

ユニノット一つで釣りの幅が広がる」というのは、まさにこのようなことが出来るようになるからです。

リールに糸を巻くときもユニノットでOK

ユニノットの便利なところは、リールに新しく糸を巻き付ける(スプールへ結びつける)ときにもそのまま応用できる点です。

ただし、そのまま結ぶとリールを巻いたときに糸が滑って空回りしてしまいます。スプールに糸を2〜3周しっかりと巻き付けてから、本線に対してユニノットを組んで締め込むのが、滑らせずにガチッと固定するコツです。

ユニノットのよくある失敗とQ&A

ユニノットで失敗しないためのコツと、初心者の方が迷いがちな疑問をまとめました。

Q
結んだ後に糸がちりちり(パーマ状)になる
A

締め込み時の「摩擦熱」が原因です。

手順のステップ4で解説した通り、締め込む前に水分を十分に与えていないか、一気に強く引っ張りすぎて糸が熱で伸びてしまっています。必ずしっかり濡らし、ゆっくりじわじわと締め込むのが綺麗に仕上げるコツです。

Q
どのくらいの太さの糸まで対応できる?
A

一般的な釣りで使う太さなら、ほぼすべてOKです。

マグロを狙うような極太の糸(80ポンド以上など)の場合は、糸が硬すぎて結び目が締まりきらないため別の結び方が必要になります。しかし、通常のバス釣り、シーバス、エサ釣り、ライトショアジギングであれば、ユニノットだけでも事足ります。

Q
PEラインをルアーに直結してもいい?
A

基本的にはNGです。

PEラインは非常に滑りやすく、さらに糸自体にハリやコシがありません。そのため、ナイロンと同じ感覚で普通のユニノットで直結すると、結び目がしっかり止まらず簡単にすっぽ抜けてしまいます。

PEラインを使う場合は、一度「電車結び」などでショックリーダー(フロロやナイロン)を繋ぎ、そのリーダーの先をユニノットでルアーに結ぶのが、まず簡単にできる方法です。

まとめ:さっそくユニノットを練習しよう

ユニノットは、仕掛けと自分を繋ぐ「命綱」を作る技術です。ここがしっかりしていないと、どんなに高性能な竿やリールを使っていても、大物を逃してしまいます。

  • 輪っかの中に通して4〜5回巻く
  • 締め込む前には必ず水や唾で濡らす
  • 端糸は2〜3mm残してカットする

この3つの鉄則さえ守れば、結び目の強度は格段に上がります。

さあ、次はあなたの番です。今すぐ手持ちの糸とスナップを持って、3回だけ練習してみてください。「意外と簡単だな」と思えたら、もう脱初心者です。

完璧な結び方をマスターして、次回の釣行では安心して大物との勝負を楽しんできてくださいね。

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