アジングと並んで人気の高いメバリング
春告魚(はるつげうお)と呼ばれるだけあって
春はメバル釣りのシーズンです
メバルの特徴
メバルには主に三種類あり
アカメバル、クロメバル、シロメバルに分けられる
体色は黒褐色で、数本のぼんやりとした黒い横縞がある
メバルの見分け方
体はカサゴより幅が薄くて体高はやや低い
クロメバルは生きているとき、全身が黒っぽく胸ビレも黒い
背中は青や緑がかっている
シロメバルは生きているとき、体色は金色がかった茶褐色で胸ビレも茶色っぽい
アカメバルは全身が赤っぽい
どれも全長は20~30cm程度まで成長する
また、口と眼が大きく
和名の【メバル】は眼が大きく張り出していることに由来する
メバルの棲息地
海岸近くの海藻が多い岩礁域に群れをなして棲息する
カサゴのように底にとどまらず、岩礁付近を群れて泳ぎ回るが
垂直に切り立った岩場に沿って、ホバーリングするように立ち泳ぎすることもある
メバル釣りのシーズン
メバルは一年を通して狙える魚ではあるものの
水温によって活性が変わってくるため、季節によって狙いやすさが変わります
メバルの適水温は14℃とされており
主に夏はオフシーズンと言われています
メバル釣り【メバリング】のタックル
メバルは陸っぱりから狙うことができる魚で
もちろんエサ釣りでも釣ることができますが
今回紹介したいのはルアーを使った釣り
通称【メバリング】と呼ばれる釣り方です
アジングと並んで人気が高い釣りで
必要な道具も少なく、手軽に始められるのが魅力です
メバリングのロッド
ロッドは長さ7ft6in前後のスピニングロッドがまずはおすすめ
メバルがルアーに食い付くと柔軟に竿先が曲がるよう
硬さはULやLがおすすめ
メバルは障害物からルアーを見つけて襲い掛かると
すぐに元いた場所に反転して戻ろうとする習性があるため
メバル自らが口に釣り針をかける動きをしてくれます
そのため竿先が柔軟なロッドがおすすめです
メバリングのリール
リールの番手は2000番から2500番くらいがおすすめ
汎用的に他の釣りにも使いたいのであれば2500番
アジングと共用で使うなら2000番がおすすめです
アクションは基本的にゆっくりとただ巻きすることが多いので
ギア比は低いほうがやりやすいと思います
ハイギアでゆっくりと巻き、ハイはローを兼ねる理論ももちろんよし
メバリングのライン
ナイロン、フロロカーボン、PEラインの中から選択することになります
ナイロン
ナイロンラインは安価でトラブルが少なく、フロロよりも飛びます
ショックリーダーが不要な為、初心者におすすめです
太さは2lb~3lbあたりを選ぶといいでしょう
フロロカーボン
フロロカーボンラインはナイロンラインと比較すると
硬くてコシがあり、耐摩耗性に優れるため根ズレに強いことが特徴です
比重が高く風に流されにくく、水深が深いポイントを攻めるのに適しています
また、巻きクセが付きやすくライントラブルが多くなりがち
ナイロンと同じでショックリーダーは不要です
太さは3lb前後を選ぶといいでしょう
PEライン
PEラインは直線強度が高く
ナイロンやフロロより細い号数が使用できるため
飛距離に関しては他のラインを圧倒します
ただ、耐摩耗性と結束強度が低いので
ショックリーダーがほぼ必須になります
太さは6lb前後を選ぶといいでしょう
ある程度海釣りに慣れてから使うのをおすすめします
ショックリーダーについてはこちらも参照ください
メバリングのルアー
メバリングで使用する最もポピュラーなルアーは
ジグヘッドフックと呼ばれるオモリの付いた針に
小さなワームを装着した物です
アジングと共用できることが多いです
ジグヘッドフック
重さは1.5g程度を基準にして
状況に応じて軽くしたり、重くしたりします
軽ければ浅いタナをスローに狙いやすく、また魚が吸い込みやすくなります
重くすると深いタナを狙いやすく、遠投も可能になります
また、風が強い日や潮の流れが速いなどの状況にも有効です
ワーム
ワームはテールの形によって
ピンテール < カーリーテール < シャッドテール
のように巻き抵抗とアピール力が変わります
サイズは2in前後がおすすめです
アタリがあってもフッキングしない状況の時は
サイズを小さくして吸い込みやすくしてあげるといいでしょう
カラーはエサに似せ、クリア系を基本とします
光量が少ない場所などではチャートなどの派手なカラーも有効です
メバル釣り【メバリング】のやり方
メバルは自分の目線より上を通るエサによく反応します
そのため、まずは浅い水深から探っていくといいでしょう
キャストしたら少しだけルアーを沈め
あとは探りたい水深で、ただゆっくりと巻くだけです
メバルは基本、障害物に付く習性がある魚なので
防波堤の足元、消波ブロックの周り、水中の岩や藻
そういった障害物の近くを通るようにただ巻きしましょう
ただ巻きに反応が無い場合はトゥイッチやフォールなど
アクションを付けてあげると反応が得られるかもしれません
メバル釣りは夜釣りがいい
基本的には朝昼晩、一日通してメバルは釣れますが
より釣りやすいのは夜釣りでしょう
メバルは明るい時間では、障害物の影などに隠れているため
付いていそうなところを探って通してあげる必要がありますが
暗くなると障害物から出てきて捕食し始めます
夜釣りに必須のヘッドライト
メバルの美味しい食べ方
釣れたメバルはせっかくなので、美味しくいただきましょう
身は淡泊な白身で締まっていて、冬から春にかけて脂がのります
煮付けや塩焼き、酒蒸しなど
大きな型であれば薄造りもとても美味しく
小さな型のものは唐揚げに、様々な料理にできて美味しい魚です
メバル釣り【メバリング】に行こう!
釣って楽しい、食べて美味しい
初心者から釣りに慣れた人まで、幅広い層が楽しめる
メバル釣り【メバリング】に行きましょう!
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