【初心者必見】潮汐表(タイドグラフ)の読み方と「釣れる時間帯」の予測法

【初心者必見】潮汐表(タイドグラフ)の読み方と「釣れる時間帯」の予測法

釣り好きなら誰もが知りたい「いつが一番釣れるのか?」。その答えは、潮汐表(タイドグラフ)に隠されています。

潮(しお)の動きは魚の活性を左右する最重要ファクターです。しかし、「大潮・小潮の意味が分からない」「グラフのどこを見ればいいの?」と悩む方も多いでしょう。

この記事では、潮汐表の基本的な読み方から、魚が最も活発になる時合(じあい)の見つけ方まで、初心者でもすぐに使える実践的な活用法を徹底解説します。


1. 潮汐表(タイドグラフ)が釣果を左右する理由

潮の満ち引き(潮汐)は、主に月と太陽の引力によって引き起こされます。この潮の動きこそが、釣果を大きく左右する鍵となります。

  • 魚の活性: 潮が動く時間帯は、エサとなるプランクトンや小魚も活発に動き出します。それを追ってフィッシュイーター(肉食魚)も捕食モードに入るため、魚の活性が上昇します。
  • 流れの発生: 潮の流れは、水中の酸素量を増やしたり、障害物にぶつかることでヨレや渦(かっこうの捕食ポイント)を作ったりします。

潮が動かない「潮止まり」は魚の動きも止まりやすく、潮が大きく動く時間帯が「釣れる時合」になるのです。


2. 【最重要】潮の大小「潮回り」を理解する

潮汐表を見る上で最初に知っておくべきは、満潮と干潮の潮位差の大きさを表す「潮回り(しおまわり)」です。

潮回り満潮と干潮の差(潮位差)魚の活性(釣果期待度)特徴と狙い方
大潮最も大きい最高 🏆潮の動きが激しく、短い時合で魚の活性が急上昇する。流れの速い場所を避ける工夫も必要。
中潮大きい高い 🥇潮の流れが安定しやすく、最も釣りやすい潮とされる。時合も比較的長く続く傾向がある。
小潮小さい普通 🥈潮の動きが緩慢。潮止まりが長く、釣果にムラが出やすい。
長潮最も小さい低い 🥉潮がほとんど動かない。長潮の翌日は若潮。
若潮徐々に大きくなる普通 🥈潮が再び動き出すきっかけの潮。

💡 初心者向け結論: 潮が最も動く大潮中潮を選ぶのが、釣果への近道です。

潮の周期と大潮の発生する理由

潮は、月と太陽の引力によって決まります。月と太陽と地球が一直線に並ぶ新月と満月の時、引力が最大になり、満潮と干潮の差が最大になる大潮が発生します。


3. タイドグラフの具体的な読み方と「時合」の見つけ方

タイドグラフは、縦軸が潮位(水位)、横軸が時間を示しています。このグラフの動きから、最も釣れる時間帯を特定します。

3-1. グラフの基本要素

  • 満潮(High Tide): グラフの最も高い頂点。水位が最大になる時間。
  • 干潮(Low Tide): グラフの最も低い谷。水位が最小になる時間。
  • 潮止まり: 満潮・干潮のピークから潮位がほとんど変化しないわずかな時間。

3-2. 釣れるタイミング=「潮が動く瞬間」

魚の活性が最も高くなるのは、潮位が大きく変化する、潮止まりから流れが切り替わる前後1時間です。

グラフ上では、カーブが最も急になっている部分が、潮位の変化(=潮の流れ)が最も速い時間を示しています。

潮が動き出す「時合」の4つのタイミンググラフの動き
① 満潮後の下げ始めグラフがピークから下がり始める瞬間
② 干潮前の下げ止まり際グラフの谷底に近づき、動きが緩やかになる手前
③ 干潮後の上げ始めグラフが谷底から上がり始める瞬間
④ 満潮前の上げ止まり際グラフがピークに近づき、動きが緩やかになる手前

🎣 重要な心得: 満潮・干潮のピークから前後1時間、つまり潮の流れが切り替わるタイミングを集中して狙いましょう。


4. 【実践】初心者でも失敗しないタイドグラフ活用法

タイドグラフを実際の釣行計画に落とし込むための具体的な手順です。

ステップ1:潮回り(大潮・中潮など)を確認する

まず、釣りに行く予定の潮回りを確認します。可能であれば、釣果期待度の高い大潮中潮の日を選びます。

ステップ2:時合のターゲット時間を特定する

満潮時刻と干潮時刻をチェックし、それぞれの時刻の前後1時間をメモします。これがあなたの「時合」のターゲット時間です。

  • 例:満潮が10:00の場合 → 時合の候補は 9:00〜11:00

ステップ3:ターゲット時間に合わせて釣行時間を決める

最も釣果が期待できる時合に、釣り場にいられるように出発時間と帰宅時間を逆算して計画を立てます。時合が複数ある場合は、時間帯が良い方(例:朝マヅメと重なる時合など)を優先しましょう。

⚠️ 注意点: 潮の動きは、水温や風、釣り場の地形によっても大きく影響を受けます。タイドグラフは「最高の予測ツール」ではありますが、あくまで目安として、当日も海の状況をよく観察することが大切です。


5. まとめ

潮汐表(タイドグラフ)を読みこなすことは、運任せの釣りから理論に基づいた釣りへのステップアップを意味します。

  • 大潮・中潮を選ぶのが基本。
  • 「潮止まりの前後1時間」、つまり潮の流れが切り替わる瞬間を集中して狙う。

この法則をマスターすれば、あなたの釣果は劇的に向上するはずです。次回の釣行から、ぜひタイドグラフを活用してみてください!

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