春のバス釣り完全攻略!プリスポーンを読み解く「三寒四温」と「赤色の魔法」

春のバス釣り完全攻略MAP!プリスポーンを読み解く「三寒四温」と「赤色の魔法」

みなさん、こんにちは!

暦の上ではもう立春ですが、フィールドはまだ冬の厳しさを残していますね。しかし、水の中では確実に「春」が始まっています。

「春は釣れる」と言われますが、実は「春ほどアングラーの実力差が出る季節はない」と私は考えています。なぜなら、魚は動いているけれど、口を使うタイミングが極めてシビアだからです。

この記事では、初心者の方が「とりあえず投げる」から卒業し、ベテランの方が「狙って獲る」ための解像度を極限まで高める情報を詰め込みました。長くなりますが、これを読めば次の釣行での景色が変わるはずです。最後までお付き合いください!


1. 春、バスはどう動く?水温と生態学の相関関係

まず、精神論ではなく「科学」から入りましょう。近年の冬は気圧配置の変化が激しく、水温の乱高下が目立ちます。この状況下でバスを追うには、以下の「3つの水温ライン」を明確に意識する必要があります。

① 水温8℃:覚醒のライン

多くのフィールドで、水温が安定して8℃を超え始めると、越冬場所(ディープの最深部)にいたバスが「浮き」始めます。まだ活発に泳ぎ回るわけではありませんが、目線が「上」を向き始める重要なタイミングです。

② 水温10℃:移動(マイグレーション)の開始

ここが「春の始まり」です。10℃を超えると、大型のメスから順に、産卵場所(シャロー)を目指して移動を開始します。ただし、一気に浅瀬に行くのではなく、「コンタクトポイント」と呼ばれる中継地点に留まります。

③ 水温12〜14℃:捕食とスポーニングの意識

この水温域になると、オスも動き出し、本格的なプリスポーン(産卵前)の荒食いモードに入ります。しかし同時に、産卵を意識して神経質になるため、ルアーへのセレクティビティ(選り好み)が激しくなります。

【ここで差がつく!】 初心者の多くは「暖かい日」に釣りに行きますが、重要なのは「最低水温が底上げされたタイミング」です。三寒四温の「温」が3日続いた後の朝、ここが最大の狙い目です。


2. 「場所」の絞り込み:春のバスは地図を持って移動する

春のバスは闇雲に泳いでいるわけではありません。ディープ(深場)からシャロー(浅場)へ上がるための「道」を通ります。

コンタクトポイントの正体

コンタクトポイントとは、「縦の動きができるストラクチャー」のことです。 バスは水温低下を感じたらすぐに深場へ逃げられ、暖かければすぐに浅場へ上がれる場所を好みます。

  • 岬の先端のブレイク(かけあがり)
  • 急深な護岸沿い
  • 水中にある立ち木や杭

これらは、まさにバスのエレベーターです。近年の傾向として、ウィード(水草)の育成が遅れているフィールドが多いため、「ハードボトム(硬い底)」への依存度が例年以上に高まっています。


3. なぜ春に「赤」なのか?視覚と本能へのアプローチ

「春は赤(レッドクローなど)が良い」とよく耳にしますが、これには明確な理由が2つあります。

  1. 脱皮直後のザリガニ説 春はザリガニが冬眠から覚めて動き出す時期ですが、まだ殻が柔らかく、体色が赤みを帯びています。バスにとって「消化しやすく栄養価が高いご馳走」に見えるのです。
  2. 威嚇本能への刺激 これが最も重要です。プリスポーンのバスは、ホルモンバランスの変化で攻撃性が高まっています。自然界で「赤」は警告色であり、バスのイライラを誘発して「リアクションバイト(反射食い)」させる力が最も強い色なのです。

4. 春バス攻略の具体的戦術とタックル

ここからは、私が実際に使用している具体的なタックルと、その運用方法を解説します。

戦術①:春の暴風を味方につける「波動の釣り」

春一番のような強風が吹いた時こそ、デカバスの警戒心が薄れます。この時、弱いルアーでは魚に気づいてもらえません。

推奨ルアー:

  • エバーグリーン ワイルドハンチ(カラー:プリスポーンダイナマイト)
    • 潜行深度1.5m前後の「仕事をきっちりする」クランク。根掛かり回避能力が異常に高く、ハードボトムをガツガツ当てていけます。
  • O.S.P ブリッツ MR
    • ハニカム構造ボディによるハイピッチな動きが、低活性なバスのスイッチを無理やり入れます。

推奨タックル:

  • ロッド:ベルサート G.O.A.T VGC-610M-FM
    • グラスロッドのようにしなやかでバイトを弾かないのに、カーボン特有の軽さと感度があるため、強風下でも一日中巻き続けられます。「吸い込みの良さ」は春の浅いバイトを獲るために不可欠です。
  • リール:24 メタニウム DC (シマノ) 70HG
    • 春の強風向かい風でもバックラッシュしないDCブレーキは必須。軽量ルアーも投げられる70番サイズがベストマッチです。

戦術②:寒の戻りを攻略する「止めと食わせ」

冷え込んだ日は、バスはコンタクトポイントでじっとしています。ここでは「動かさない勇気」が必要です。

推奨ルアー:

  • ジャッカル ソウルシャッド 58SP
    • 説明不要の名作。ボトムに当てて、ピタッと止める。この「ポーズ」の最中にドンッ!と来ます。
  • ボトムアップ ブレーバーⅡ 5.4インチ(スナッグレスネコリグ)
    • シャッドテールがついたストレートワーム。動かさなくてもテールが勝手に微振動し、生命感を出し続けます。

推奨タックル:

  • ロッド:ベルサート G.O.A.T VGC-68MS
    • 通常のソリッドは柔らかすぎて根掛かりしやすいですが、この68MSはティップに張りがあるため、「ハードボトムの石の隙間にシンカーを引っ掛けて、揺らして、外す」という超高等テクニックが誰でも簡単にできます。春の石積み攻略には最強の武器です。
  • リール:アブガルシア ゼノン LTX
    • 軽さは感度。繊細な操作には軽量リールを合わせましょう。

5. ベテランも陥る「春の落とし穴」と回避策

釣れない時、以下の点を見直してみてください。私もよくやってしまうミスです。

① レンジ(深さ)を下げすぎている

「寒いから底だろう」と思い込んでいませんか? 春のバスは、太陽光で温まりやすい「表層〜中層」にサスペンド(浮いている)していることが多いです。ボトムをズル引きして反応がない時は、1mほど上を引けるミノーや、中層スイミング(ジグスト)に切り替えてください。

② ラインの太さと質

春の水はクリアアップ(透明度が増す)することがあります。 太すぎるラインは見切られますが、細すぎるとカバー(障害物)周りで切られます。 私は「フロロカーボン 12lb(ベイト)」「フロロ 5lb(スピニング)」を基準にしています。特に耐摩耗性の高い「シーガー R18 フロロリミテッド」は、値段は高いですが、千載一遇のデカバスを逃さないための保険として絶対の信頼を置いています。


6. 私の実体験:大物を逃して学んだ「違和感」の正体

先日ある野池でネコリグを操作中、手元に「クンッ」という明確なアタリではなく、「何かがフッと軽くなる」感覚がありました。これこそが春特有の「居食い」バイトです。バスがルアーを吸い込み、そのまま手前に泳いでくるとラインテンションが抜けて軽くなります。この時、即座にラインを巻き取ってフルフッキングできるかどうかが、運命の分かれ道。 私はその時、半信半疑でワンテンポ遅れてしまい、すっぽ抜けました…。

皆さんは、「春のバイトは小さい」、そして「違和感はすべて即フッキング」ということを心に刻んでください。


7. まとめと次のアクション

春バス攻略の要点は以下の通りです。

  1. 水温8℃・10℃・12℃の境界線を意識し、ポイントを変える。
  2. 三寒四温の「温」で動き、「寒」で止める。
  3. 赤色(レッド)のルアーでバスの本能を刺激する。
  4. 「ベルサート G.O.A.T」のような、特化型ロッドで小さなバイトを絡め取る。

さあ、記事を読み終えたら、まずはスマホの天気予報アプリを開いてください。 そして、向こう一週間で「最低気温が高くなる日」と「南風が吹く日」を探しましょう。 もしその日が休みなら、迷わずフィールドへ!

準備段階でルアーが足りない、ラインが古いという方は、釣具屋へ走るか、ネットでポチっておきましょう。現場で後悔するのだけは避けてくださいね。

それでは、良い釣りを!

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