PEラインとショックリーダーの号数バランス早見表!魚種別の最適解まとめ

「PEライン0.8号には、リーダーは何ポンドを合わせればいいの?」

「アジングのPEライン、リーダーが太すぎて飛ばない気がする…」

釣りをしていると必ず迷うのが、PEラインとショックリーダーのバランス(組み合わせ)です。このバランスが崩れていると、キャストした瞬間に糸が切れたり(高切れ)、魚がかかった瞬間に結び目がすっぽ抜けたりと、トラブルの原因になります。

そこで今回は、釣具屋で迷った時や、釣り場でリグり直す時にスマホでサッと確認できる「PEラインとリーダーの号数・強度対応表」をまとめました。

特にショックリーダーの素材(フロロ・ナイロン)の特性も踏まえて解説しています。


🎣 まず理解すべきリーダーの素材と特性

ショックリーダーの素材には、主に「フロロカーボン」と「ナイロン」があり、特性が大きく異なります。

項目フロロカーボン (推奨: ルアーフィッシング)ナイロン (推奨: トップ、衝撃吸収重視)
比重(沈み方)高い(沈む)低い(浮きやすい)
伸張性(伸び)低い(伸びにくい)高い(よく伸びる)
耐摩耗性高い(根ズレに強い)やや低い
感度良い(硬い)やや悪い(柔らかい)

この後の早見表は、耐摩耗性が高くルアーフィッシングの基本となる「フロロカーボンリーダー」を基準として作成しています。

ナイロンリーダーを使う場合は、同じポンド数でも根ズレ耐性が劣るため、障害物周りではワンランク太いもの(例:4号の代わりに5号など)を選ぶと安心です。


【一目でわかる】PEライン・フロロリーダー結束バランス早見表

一般的なルアーフィッシングにおける、PEライン号数に対する適正リーダー(ポンド/号数)の目安一覧です。

※PEラインの強度は製品により異なりますが、標準的な8本撚り・4本撚りを想定しています。

PEライン(号)リーダー目安(lb)リーダー目安(号)主な対象魚・釣りジャンル
0.1 ~ 0.23lb ~ 5lb0.8 ~ 1.2号アジング、エリアトラウト
0.3 ~ 0.45lb ~ 8lb1.2 ~ 2号メバリング、ライトソルト全般
0.5 ~ 0.68lb ~ 12lb2 ~ 3号エギング(秋)、バス(スピニング)、チニング
0.812lb ~ 16lb3 ~ 4号エギング(春)、シーバス、タチウオ
1.0 ~ 1.220lb ~ 25lb5 ~ 6号シーバス、サーフ(ヒラメ)、ライトショアジギ
1.530lb ~ 35lb7 ~ 8号ショアジギング(青物)、ロックフィッシュ
2.0 ~ 3.040lb ~ 60lb10 ~ 16号地磯・沖磯ショアジギ、オフショアジギング
4.0 ~ 5.070lb ~ 100lb18 ~ 24号マグロ、ヒラマサ、GT等の大型魚

基本的なバランスの考え方

基本のセオリーは、「PEラインの直線強力(lb) ≧ ショックリーダーの強度(lb)」です。

リーダーの方をPEラインよりも少し弱く(または同等に)設定することで、根掛かりした際にPEラインの途中から高切れするのを防ぎ、リーダーの結び目から切れるようにコントロールできます。


【魚種別】おすすめのセッティングとリーダー素材の選び方

ここからは、具体的な釣りジャンルごとに「なぜその太さがいいのか」と、リーダー素材の選択肢を解説します。

1. アジング・メバリング(ライトゲーム)

  • PE:0.2号 ~ 0.4号 / リーダー:3lb ~ 6lb(0.8号 ~ 1.5号)
  • ▶︎ リーダー素材:フロロカーボンが基本
    • 感度と沈下速度を優先し、比重の高いフロロが最適です。特にアジングでは水中のわずかな変化を感じるため、伸びの少ないフロロが有利。

2. バス釣り(ベイト・カバー周り)

  • PE:1.5号 ~ 3.0号 / リーダー:16lb ~ 30lb(4号 ~ 8号)
  • ▶︎ リーダー素材:状況に応じて使い分け
    • フロロ: テキサスリグなど、カバー(障害物)をタイトに攻める場合。根ズレを避けたい時。
    • ナイロン: トップウォーターなど、水面でのアクションを重視し、ラインを浮かせたい場合や、バスの急な突っ込みの衝撃を吸収したい場合。

3. エギング(アオリイカ)

  • PE:0.6号 ~ 0.8号 / リーダー:8lb ~ 10lb(2号 ~ 2.5号)
  • ▶︎ リーダー素材:フロロカーボンが基本
    • エギングは底を取り、根周りを攻めるため、耐摩耗性の高いフロロが必須です。「PE0.6号 + リーダー2号」が飛距離と強度の黄金比です。

4. ショアジギング(青物)

  • PE:1.5号 ~ 3.0号 / リーダー:30lb ~ 60lb(8号 ~ 16号)
  • ▶︎ リーダー素材:フロロカーボンが基本
    • 青物は強烈な引きで岩に突っ込みます。大型の回遊魚がヒットする可能性があるため、PEの強度以上の太いリーダー(スペーサー)を組む場合もあります。

迷ったらこれ!間違いのないおすすめライン

「種類が多すぎてどれを買えばいいかわからない!」という方へ。

私が実際に使い込んで「これなら裏切らない」と信頼している定番ラインを紹介します。

【PEライン】迷ったら「Xブレイド」一択

強度の安定感、コーティングの持ち、価格のバランス。すべてにおいて最高峰なのがYGK(XBRAID)のラインです。

■ YGK エックスブレイド アップグレード X8

もはや国民的PEライン。表示通りの太さと圧倒的な強さがあります。

【ショックリーダー】しなやかで強い「プレミアムマックス」

リーダーは硬すぎるとノットが組みにくく、リグの動きも悪くなります。シーガーのプレミアムマックスは、衝撃吸収性が高く、しなやかで初心者でもFGノットがバチッと決まります。

■ クレハ(KUREHA) シーガー プレミアムマックス ショックリーダー (フロロカーボン)

薄型のスプールで持ち運びもしやすく、ポケットに入れておけるのもGood。

【ノットアシスト】結束が苦手な方は迷わず導入を!

「釣り場でFGノットを組むのが絶望的に苦手…」という方は、無理せず文明の利器に頼りましょう。これさえあれば、強風の中でも1分で最強ノットが組めます。

[第一精工 ノットアシスト 2.0]

まとめ:バランスを整えて快適な釣りを!

ラインシステムは、釣りの快適さを左右する一番重要な要素と言っても過言ではありません。

  • PE0.6号にはフロロリーダー2号(8lb)
  • PE1.0号にはフロロリーダー5号(20lb)

まずはこの基準を覚えておいて、そこから根の荒さやターゲットのサイズに合わせて微調整してみてください。

適切なバランスで、ライントラブルのない快適な釣行を!

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