
釣りは最高に楽しい趣味ですが、残念ながらマナー違反が原因で立ち入り禁止になる釣り場が増えています。
「知らなかった」では済まされない、命に関わる危険行為や、釣り人同士のトラブルを避けるための必須ルールを、初心者目線で徹底解説します。
安全に、そして誰からも「あの人はマナーが良い」と思われる釣り人になりましょう!
1. 悲しい「釣り場閉鎖」を防ぐ!初心者が守るべき三大マナー
釣り場を守るために、この3点は絶対に徹底してください。これが守れないと、釣り場は必ず閉鎖に向かいます。
① 釣り場が「立ち入り禁止」になる!ゴミは完全に持ち帰る
【必須マナー No.1】 ゴミ箱がないのが釣り場では普通です。釣り糸、針、エサの容器、吸い殻、小さな仕掛けの破片一つ残らず、すべて持ち帰るのが鉄則です。
- 絶対にダメな行動: 釣り糸を海に流す、エサの残り(特にアミエビなど)をその場で洗い流す。
- 安全な持ち帰り方: 鋭利な針や仕掛けは、空き缶やペットボトルに入れて蓋をし、安全な状態で持ち帰りましょう。
② 声かけでトラブル回避!適切な距離(5〜10m)を意識する
先に釣りをしている人の近くに、無言で割り込むのは最大のタブーです。他の釣り人の釣りを邪魔したり、会話で魚を散らしたりしないよう配慮が必要です。
- 入場時の配慮: 釣り場に入るときは「お疲れ様です」、隣で釣りを始めるときは「お隣失礼します」と必ず声をかけましょう。
- 道具の置き方: 自分の道具は、竿を振っても他の人の邪魔にならない範囲(目安:竿一本分、約5〜10m)にまとめましょう。
③ 漁港は「仕事場」です!駐車・立入禁止エリアを厳守
特に漁港は、漁師さんの生活や仕事の場です。釣り人の迷惑行為が続くと、そこもすぐに立ち入り禁止になります。
- 駐車: 漁師さんの邪魔にならないよう、指定された駐車場に停めましょう。夜間でも作業車両が通る可能性を常に意識してください。
- 立入禁止: 立ち入り禁止の看板やロープ、フェンスの先には絶対に立ち入らないでください。これは施設利用のルールであると同時に、崩壊の危険がある危険区域である場合がほとんどです。
2. 【命を守る】初心者が絶対に避けるべき危険行為と必須装備
マナー違反は迷惑ですが、安全に関する注意点はあなたの命に関わります。たった数千円で命が助かるのですから、装備はケチらないことが重要です。
① 「泳げるから大丈夫」はウソ!ライフジャケットは命綱です
予期せぬ高波や、足場の悪い場所での転倒で海に落ちる事故は珍しくありません。ライフジャケットを着用していなければ、数分で低体温症や意識不明に陥ります。
命を守るために、必ずライフジャケットを着用しましょう。
初心者におすすめは、動きやすく、万が一のときに自動で膨張する自動膨張式ライフジャケットです。
② 人に針を刺さない!キャスティング前の後方確認
ルアーやオモリを投げるキャスティングは、後方にいる人に針を引っ掛けてしまう重大事故につながります。
- 基本動作: 竿を振り上げる前に、必ず後ろを振り返り、人がいないか、障害物がないかを目視で確認しましょう。
- 夜間や早朝: 暗い時間帯は特に注意が必要です。「投げます」と声をかける合図を習慣にしましょう。
③ 毒魚もいる!魚の扱いは「優しく」「安全に」
魚のヒレには毒がある場合や、魚が暴れて針が指に刺さる事故が多発します。素手で魚を触るのは非常に危険です。
- 針外し: 魚の口元に直接手を近づけず、必ずプライヤー(針外し専用工具)を使って外しましょう。
- 魚を掴む: ヒレに毒を持つ魚(アイゴ、ゴンズイなど)もいます。魚体に触れる際は、フィッシュグリップ(魚掴み器)を使って安全に魚を持ち上げましょう。
気を付けるべき毒魚はこちら↓
まとめ:安全とマナーで最高の釣りライフを!
釣りの楽しさは、安全とマナーがあってこそ。
「ライフジャケット着用」「ゴミは全て持ち帰り」「周囲への配慮」
この3点を徹底するだけで、あなたは誰からも歓迎される素晴らしい釣り人になれます。ぜひ、今回ご紹介した必須アイテムを揃えて、安心して釣りデビューを成功させてください!


