
こんにちは!管理人の田んぼです。
最近、堤防で小さなロッドを振っているアングラーをよく見かけませんか? それはきっと「アジング」を楽しんでいる方々でしょう。
今回は手軽に始められて、それでいて奥深さにハマってしまうアジングの魅力と、釣果を上げるためのちょっとしたコツをご紹介します!
アジングってどんな釣り?その魅力に迫る!
アジングとは、アジをターゲットにしたルアーフィッシングのこと。ジグヘッドという軽いオモリと小さなワーム(疑似餌)を使って、アジを狙います。
1. 手軽に始められる!
- 道具がコンパクト: 竿もリールも小さく軽いので、持ち運びが楽チン。タックルも比較的安価に揃えられます。
- 場所を選ばない: 漁港や堤防、常夜灯周りなど、身近な場所で楽しめます。
- 準備が簡単: エサいらずで、ワームを交換するだけ。手が汚れる心配も少ないです。
2. アジの繊細なアタリがたまらない!
アジのアタリは「モゾッ」とした小さなものから、「コンッ!」と明確なものまで様々。その小さなアタリを感じ取ってアワセる(竿を上げてフッキングさせる)瞬間が、アジング最大の魅力です。集中力とテクニックが釣果に直結するので、非常に奥深いんです。
3. 食べても美味しい!
釣ったアジは、刺身、なめろう、唐揚げ、アジフライと、どんな料理にしても絶品!自分で釣った新鮮なアジの味は格別です。
4. 他の魚も釣れる可能性!
アジ狙いでキャストしていても、メバル、カサゴ、メッキ、セイゴ(シーバスの幼魚)など、様々な魚がゲストとしてヒットすることも。何が釣れるか分からないワクワク感もアジングの醍醐味です。
アジングに必要な基本タックル
アジングを始めるおすすめのタックルをご紹介します。
1. ロッド(竿)
アジングロッドは感度と操作性、軽量性が求められます。各社が趣向を凝らしたモデルをラインナップしていますが、特に以下のモデルが人気です。
- 長さ: 5.5フィート〜7フィート台(約1.6m〜2.1m)
- 硬さ: UL(ウルトラライト)やL(ライト)クラスの、ティップ(竿先)が繊細なものを選びましょう。小さなアタリを感知するために非常に重要です。
| ロッド名 | メーカー | おすすめポイント |
| 月下美人 AIR AGS | ダイワ | 【高感度&軽量】 AGS(エアガイドシステム)ガイド搭載で、圧倒的な軽さと感度を実現。微細なアタリも手元にビンビン伝わる、ダイワアジングロッドのフラッグシップモデル。 |
| ソアレ XR | シマノ | 【シマノ最高峰の技術を凝縮】 ロッド全体でアタリを感知する「カーボンモノコックグリップ」など、シマノの最新技術を惜しみなく投入。粘り強さも兼ね備え、不意の大物にも対応できます。 |
| SRAM (スラム) | UFMウエダ → ティクト (TICT) が継承 | 【元祖・高感度ロッド】 軽くて感度が高いアジングロッドの先駆け的存在。繊細なティップとバットパワーのバランスが絶妙で、アジングを極めたいアングラーに支持されています。 |
| ブルカレII (BlueCurrent III) | ヤマガブランクス | 【 Made in Japanの安心感】 非常に軽量で扱いやすく、初心者から上級者まで幅広いアングラーに愛用されています。優れたキャストフィールと、アジの引きを吸収するしなやかさが魅力。 |
2. リール
軽量かつスムーズな巻き心地、そしてドラグ性能(魚とのやり取りでラインを出す機能)が重要です。
- 番手: 1000番〜2000番クラスの小型スピニングリール。
- 軽さ: ロッドとのバランスも考慮し、できるだけ軽量なものがおすすめです。
| リール名 | メーカー | おすすめポイント |
| ルビアス エアリティ / カルディア(LTモデル) | ダイワ | 【圧倒的軽さと感度】 エアリティはアジングに特化した軽量モデル。カルディアのLTモデルは、軽さとしなやかな巻き心地で、予算を抑えつつ高性能を求めるアングラーに人気です。1000番〜2000番が中心。 |
| ヴァンキッシュ / ツインパワー | シマノ | 【巻きのシマノ】 ヴァンキッシュはシマノ最軽量モデルで、アジングに最適。ツインパワーは耐久性と巻きの滑らかさに優れ、不意の大物にも余裕で対応できる安心感があります。C2000Sや2500Sが主流。 |
3. ライン(釣り糸)
PEラインとエステルラインが二大巨頭です。
- メインライン: PEライン(0.2号〜0.4号)またはエステルライン(0.2号〜0.4号)が主流。
- PEライン: 感度が高く飛距離が出るが、扱いには慣れが必要。
- エステルライン: 感度と比重が高く、アジングに特化。初心者にも扱いやすい。
- リーダー: フロロカーボンライン(0.6号〜1号)を1m程度結びつけます。
| ラインタイプ | メーカー | おすすめポイント |
| PEライン (0.2号〜0.4号) | シマノ / ピットブル 4 よつあみ / ロンフォート リアルデシテックス WX8 | 【高感度&高強度】 飛距離を稼ぎやすく、初期伸びが少ないため高感度。ピットブルはコスパが良く、リアルデシテックスは極細なのに高強度。フロロカーボンのリーダーを結束して使います。 |
| エステルライン (0.2号〜0.4号) | ティクト / ジャックブライト VARIVAS / アジングマスター | 【アジング特化の高感度】 比重が重く風に強く、PEラインより低伸度でアタリが明確。初心者でも使いやすいですが、結束強度が低めなので丁寧なノット(結び方)が必要です。フロロカーボンのリーダーを結束します。 |
4. ジグヘッド
アジの活性やレンジ(層)に合わせて使い分けるのが基本です。
- 重さ: 0.5g〜2gがメイン。水深や風の強さに合わせて使い分けます。
- フックサイズ: アジの口の大きさに合わせて、#10〜#8番あたりが一般的です。
| ジグヘッド名 | メーカー | おすすめポイント |
| 尺ヘッドDX (マイクロバーブ) | ジャズ(JAZZ) | 【フック形状が秀逸】 フックのゲイプ(懐)が広く、アジの口にしっかり掛かりやすい設計。マイクロバーブ(カエシが小さい)で魚へのダメージも少なく、リリースもしやすいのが特徴です。 |
| スナイプヘッド | デュオ(DUO) | 【刺さり重視】 非常に刺さりやすいフックを使用しており、アジの小さなアタリも確実にフッキングに持ち込みやすい。ワームキーパーも工夫され、ワームがズレにくいと評判です。 |
| アジスタ! | ティクト(TICT) | ティクトの人気ジグヘッド。フックがオープンゲイプで、小さなアタリでもフッキングに持ち込みやすいのが特徴です。ワームのセットもしやすい。 |
5. ワーム(疑似餌)
アジの食性やサイズ、アクションによって使い分けます。
- サイズ: 1.5インチ〜2.5インチ程度。
- カラー: クリア系、グロー(夜光)系、ラメ入り、アピール系(ピンク、オレンジ)など、数種類用意しておくと良いでしょう。
| ワーム名 | メーカー | おすすめポイント |
| アジアダー / アジリンガー | レイン(reins) | 【アジングの代名詞】 「アジングといえばこれ!」と言われるほど実績の高いワーム。アジアダーはテール(尾)がピロピロ動き、アジリンガーはリブが多く微波動で誘います。どちらも吸い込みが良く、カラーも豊富です。 |
| ブリリアント | ティクト(TICT) | ブリリアントはボディ全体が微振動し、小魚をイミテート(模倣)。アジのバイトを誘発する実績多数の人気ワームです。 |
アジングの基本の釣り方とコツ
- キャスト: 仕掛けを狙ったポイントに投げ込みます。
- フリーフォール: 着水後、ラインの出方を見ながら、ジグヘッドをアジのいるタナ(層)まで沈めます。
- アクション: 竿先をチョンチョンと動かして(リフト&フォールやシェイク)、ワームをアジにアピールします。
- テンションフォール: 竿先をゆっくり下げながら、ラインを張った状態でジグヘッドをフォールさせます。このフォール中にアタリが出ることが非常に多いです!
- アタリがあったら: すかさず竿を小さく上に持ち上げるようにアワセます。
最大のコツは「ラインテンション(糸の張り)を保つこと」! これでジグヘッドの動きを把握し、小さなアタリを感じ取ることができます。
まとめ
アジングは、繊細なアタリを感じ取る集中力と、誘い方で釣果が大きく変わる奥深さが魅力です。
最初はアタリを取るのが難しいかもしれませんが、釣れた時の感動はひとしお!
ぜひ、この記事を参考にアジングの世界へ足を踏み入れてみてください!
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