春のバス釣りは難しい!と言う人
春はデカいバスが釣れて最高!と言う人。
この差がどこで生まれるのか
ブラックバスの行動を見ていくと分かってくるかもしれません。
春のバス釣り
春、暖かくなり釣り人も魚も活性が上がり始めます
そして春には、ブラックバスにとってとても大事なスポーニング(産卵)があります。
そのためこの季節にバスを釣ろうと思うなら
スポーニングでのブラックバスの行動を知る必要があります。
スポーニングの基礎知識
スポーニングが始まる目安
大体の目安でしかありませんが、月で言うと3月頃から
水温だと15℃くらいまで上がってくると本格的にスポーニングが始まると言われています。
しかし2020年のように暖冬傾向であるとか
フィールドによっても状況は変わりますので一概には言えないところです。
体力のある個体から動き始める
スポーニングが始まる
と言っても全てのブラックバスが一気に産卵行動に移るわけではありません。
まずは大きな体力のある個体が動き始め、ジョジョに中型、小型とズレていきます。
そのため春の初めに釣れるバスはデカいと言われているんですね。
潮も関係する?
ブラックバスは淡水に生息しているため一見関係が無さそうな潮周りですが
大潮を皮切りに春めいてくる傾向があるようで、どこかで潮の影響を受けていると思われます。
スポーニングの段階
スポーニングには大きく分けて3つのタイミングがあります。
- プリスポーン(産卵前)
- ミッドスポーン(産卵中)
- アフタースポーン(産卵後)
それぞれのタイミングでブラックバスの気持ちや行動は変わってきます。
段階毎の行動と狙い目
1.プリスポーン(3月頃)
ディープで越冬し
お腹がペコペコの状態にあるバスが餌を求めて少しずつシャローに上がってくる
初春に気を付けるべきは三寒四温といった寒かったり暖かかったりする頃。
この頃にはバスもディープとシャローを行ったりきたりしますので
ディープに隣接したシャローを見つけ
狙うレンジを少しずつ変えてサーチすると釣れやすいでしょう。
シャローへ上がる際にも一気に上がるわけではなく
ディープからシャローへの通り道にあるストラクチャー(コンタクトポイントと言います)に
身を寄せながら少しずつ上がってきます。
毎年スポーニングを行うエリアは大体同じなのでそこを覚えておくと良いでしょう。
2.ミッドスポーン(4月頃)
この頃になるとまずオスのバスが
岩や護岸の際にある砂地、ハードボトムに
ネストと呼ばれる産卵するための床を作り始めます。
その後メスのバスがネストを見回り、気に入ったネストでスポーニングを行います。
ミッドスポーンのブラックバスは子供を守ることに集中するため
基本的に捕食行動をとりませんが、ネストにルアーが近付いてくると威嚇の為にバイトします。
いわゆるネスト打ちという行為ですが、これには賛否両論(否のほうが多いかなぁ)あります。
3.アフタースポーン(5月頃)
産卵を終え稚魚が成長するまで大体1ヵ月くらいは付きっきりで子供を守ります。
守り切った後は少し深いところへ移動し、体を浮かせながら(サスペンド)体力の回復に努めます。
この頃のブラックバスは体力がなく、なかなか口を使わない場合が多いため
狙うとすれば2回目の産卵を意識して、餌を荒食いしているバスを狙うのが良いでしょう。
おすすめルアー
1.プリスポーン(3月頃)
これくらいの時期だとまだ水温が低く
アピール力が弱いとなかなかバスに気付いてもらえません。
なのでハードルアーが良いでしょう
シャッドやクランクをゆっくりとただ巻きしたり
ジャークベイトなんかも鉄板と言われていますね。
2.ミッドスポーン(4月頃)
この頃もクランクは効果的です
中型~小型と続いてプリスポーン状態に入っていきますのでそれらを狙うと良いでしょう。
またネストを意識して釣る場合には
ラバージグやシャッドテールなどでボトムをネチネチと狙い
バスに外敵をイメージさせることで釣れやすくなります。
しかしこの釣り方は賛否両論ありますので、それぞれの判断でやるかどうかはお任せします。
3.アフタースポーン(5月頃)
このくらいになってくるとワームの出番がやってきます
大きめのストレートワームなんかが効果的で
リグを変えながら反応を見ていくとより釣れるでしょう。
他にはスピナーベイトやトップウォーターなんかにも反応が良いですよ。
春は見極めが肝心
春のバス釣りはとにもかくにもスポーニングを中心に考える必要があるみたいですね。
それと水温の変化に敏感になる必要があります
水温計を持っていくと他の人よりも1歩も2歩も先を取れるんじゃないでしょうか
これからどんどんハイシーズンになっていきます。
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