ワカサギ釣りと聞くと
極寒の地で分厚い氷に穴を開け
鼻水を凍らせながらやるイメージがありますが
実はそれだけではなく、色々なタイプの釣り方で楽しめます。
今回はそんなワカサギを釣るところから食べるところまで、全部紹介していきます。
ワカサギ釣りってどんな釣り?
ワカサギ釣りのシーズン
地域によって解禁の時期は異なりますが
大体10月~3月くらいまでがワカサギ釣りのシーズンとなっています
体長は10~15cmほどと小さく、ほとんどが一年で生涯を終えるそう。
ワカサギ釣りのタイプ
ワカサギ釣りには様々なタイプがあります。
氷上釣り
ワカサギ釣りと言われて最初に思いつくのがこれではないでしょうか
分厚い氷に穴を開け、大自然の中で釣りをする
一度は経験してみたい釣りですね。
桟橋釣り
深さのあるところであれば桟橋からでも十分に釣りが可能です
あまりお金をかけたくない、気軽にお子様と
またはカップルで釣りがしたい
などといった方におすすめです。
ボート釣り
広大な湖にボートで繰り出し
ポイントを探しながら釣るボート釣り。
ボートに乗れて釣りまで出来てしまうなんて
良い思い出間違いなしですね。
ただ氷上ほどではありませんがやっぱり寒いですので、防寒はしっかりしましょう。
ドーム船
近所にドーム船でワカサギ釣りができる場所があるのであればこれが一番おすすめです
なんといっても暖房付き!
ボートで出てしまうとトイレの度に陸まで戻らなければなりませんが
なんとドーム船には大体トイレまでついています。
お子様連れや女性にはこのドーム船が一番おすすめです。
ワカサギ釣りで最低限必要な道具
最低限これだけは用意する必要があります。
今のワカサギ釣りというと
性能の良い電動リールで誘いから釣り上げまでこなしてしまうのですが
やはりちょっと値は張ります。
1年に1、2度くらいしかやらないのであれば
手巻き型の普通のセットで十分楽しめるでしょう。
また、カウンターがついていると群れのいる場所を狙いやすいのでおすすめです。
多少お金を出せる人なら断然こちらがおすすめ
手返しも早く機能も充実しているのでいっぱい釣れます。
大体の仕掛けは針が5、6本ついています
大きさは0.5~1.5号辺りが良いかと思います。
ガン玉など重りを持っている人は必要ありませんが
持っていないのであれば重り付きを買うと良いでしょう。
餌は紅サシ、白サシ、赤虫などを使います
現地に売っている場合が多いですが、念のため確認しましょう。
また、非常に気持ちが悪い見た目をしているので
苦手な人はリンクのような疑似餌もおすすめです。
釣れたワカサギを水槽に入れて保存しても良いですが
そのままジップロックに入れてしまうのがお手軽で荷物も少なく済むのでおすすめです。
氷上釣りをする場合には必要です。
ワカサギの釣り方
エサを付ける
紅サシ、白サシの場合
基本的には先っぽにちょんがけをし
下のほうをカットする付け方で良い。
餌が大きい場合には両端を二本の針で刺し真ん中でカットしよう。
赤虫の場合
胴にちょんがけで良いです
頻繁に餌を交換することで釣果が上がります。
また、針も餌も非常に小さい為
指が太い人や不器用な人だと餌を付けるのにすごく手間取ります。
そんな時に便利なのが赤虫セッターやピンセットなどです。
タナを合わせる
魚がいる深さのことをタナと呼びますが
これをしっかり合わせないことには魚は釣れません。
まずは底まで仕掛けを落としてみましょう
その後カウンターがついているのであれば
少しずつ誘って巻いてを繰り返して、アタリのある深さを探しましょう。
カウンターが無い場合に目安となるのはリールの回転数です
底についてからリールを何回巻いた深さ、で見極めていきましょう。
魚探があると魚のいる深さまで分かってしまうので、一つ持っておくと良いかもしれません。
ワカサギを誘う
タナが決まったらその場で竿をゆっくりと上下に三回ほど動かして止めます。
反応が無ければもう一度
動かす回数や幅、スピードなどを変えて色々な誘い方をしてみましょう。
何をしても反応が無ければタナやポイントを変えます。
アタリがきたらアワセる
竿先がピクピクっと動いたり
グッと入り込んだりしたらそれは魚のアタリです。
ワカサギはすぐに針を吐き出してしまうので素早いアワセが必要ですが
強くアワセてしまうと口が千切れてしまうので
アタリを感じたら軽く竿を上げながら巻き取るようにアワセましょう。
釣り上げる
ワカサギが掛かったらできるだけ一定のスピードで巻き上げるようにしましょう
途中で止めたりするとバラす可能性が上がってしまいます。
釣り上げた後
おめでとうございます。
無事に釣り上げることが出来たらワカサギから針を外してあげましょう。
ワカサギの食べ方
下処理
ワカサギはとても調理が楽な魚です
というのも、鱗は塩水で洗う時に取れてしまいますし
内臓も特に取る必要が無いからです。
とはいえ多少は気になる部分もありますよね。
もしどうしても内臓を処理したい場合は
下あご部分を掴んで引っ張ると内臓が出せます。
これを100匹やるのは中々大変ですね。
また、お腹をお尻のほうに向かってギュッと押してあげるとフンが出てきますので
これくらいはやっておいたほうが良いかもしれませんね。
下処理をしたら塩水で洗い水気をしっかり取りましょう。
ワカサギの天ぷら
天ぷら粉と水、もしくは薄力粉と卵と水を混ぜて
それにつけて揚げるだけ。
とても簡単でとても美味しい、おすすめの食べ方です。
ワカサギの唐揚げ
小麦粉をまぶして揚げるだけ
めちゃくちゃ簡単でしっかり美味しいので
現地で釣ってすぐ皆で食べたい時なんかにはもってこいです。
ワカサギの南蛮漬け
玉ねぎとピーマンやニンジンなどの合わせたい野菜を切り漬け汁に漬ける
ワカサギは小麦粉をまぶして揚げ、揚がったら漬け汁へ
酸味がさっぱりしてとても美味しいです。
ワカサギの佃煮
酒、醤油、砂糖を火にかけ、煮立ったらワカサギを投入
汁気が少なくなってきたら弱火にしてじっくり煮るだけ
ごはんのお供にどうぞ。
ワカサギの刺身
もちろん刺身で食べることもできます
頭を落として内臓を取り、三枚におろすだけ
身が小さいのでやりづらいですが、醤油やポン酢で食べるととても美味しいですよ。
ワカサギ釣りに行こう!
ワカサギ釣りはブラックバス釣りのように
キャストやファイトを楽しむような釣りではありませんが
繊細なアタリを感じて上手にアワセ、そこからバラさないように釣り上げる楽しさがあります。
また、時期とポイントさえ合っていればかなりの数も釣れ
初心者やお子様でも楽しめます。
さらに食べても美味しいときたら、もう行くしかありませんね
早速近くでワカサギ釣りができるポイントを探してみましょう。
コメント